詰将棋考察ノート

詰将棋に関する考察あれこれ。

詰パラ2018年1月号感想

そう言えばいつの間にかカウンターが1万を越えていました。ありがとうございます。


今更な感じもするし、何よりM輪さんの想定どおりというのが非常に悔しいが、詰パラ2018年1月号の感想を。

■表紙
作意はひと目だが、変化の深さは作者ならでは。

■詰将棋学校
比較的考えやすい作が多かったか?
それはそうと、p6以降、盤の右側に縦に並んでいる漢数字が微妙にズレているのが気になる。
2月号では直っているが。

■結果稿
【保育園】
数字の直後に「!」を入れるのは、階乗記号と紛らわしいので避けるべき、という指摘をしたのは誰だったっけ。

【小学校】【中学校】
平均点のみで全てが決まるわけではないのは十分承知しているが、2.2点未満が2作はいただけない。
在庫が無いとも思えないので、良い作を厳選してほしい。
ちなみに双玉であること自体が評価に影響するわけではなく、双玉であることの必然性が感じられるかどうかが重要だ。

【短大】【デパート】
短20久保作とデパート③相馬作。どちらも変わった意味付けの連合。
特筆すべきは、合駒回数の最大化よりも全体的な完成度を重視している点。
もちろん両立するのが一番だが、そうでない場合にどちらを重視すべきなのか。
後世まで残るのは、完成度が高い方、のような気がする。記録よりも記憶。

■デパート出題
長谷川さんはいきなり波乱の幕開け? これは投稿で応援したいところだが……。

■ほっとのイチ押し!
<コンセプト>詰パラのその月の出題作の中で「これは是非解くべき」と感じた作を1作選ぶというもの。
解答競争の関係もあり、原則として詰棋校の出題作は対象としない。また、放っておいても高評価になるであろう作や、難解過ぎる作も対象としない。
今月はこの作。
◇デパート④ 広瀬稔氏作「わらしべ貧者」
何度見ても不思議。
こちらと比較してみるのも面白い。




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  1. 2018/01/31(水) 23:50:00|
  2. 詰パラ感想
  3. | コメント:1

第ϻ回裏短コン 振り返り、集計結果、総評など

★ちょっと空いてしまいましたが、第ϻ回裏短コンの振り返り、集計結果、総評などです。


■手数・条件について
★今回の裏短コンの条件は、
 ・使用駒数(盤面+攻方持駒の合計枚数)11枚以上の5手詰
 ・タイトル必須
 ・「使用駒数(盤面+攻方持駒の合計枚数)15枚以上」の場合、ボーナスポイントとして平均点に0.1点加算

 というものでした。
 昨年までの流れを継続すれば、「盤面枚数11枚以上の11手詰」 となるところですが、何故この条件ではなかったか?
 これは、ニコ生でも触れましたが、次のような理由です。
 (1) 上の条件は詰パラ中学校などでも毎月のように出題されており、目新しい条件ではない。
 (2) 鈴川さんが5手詰をやりたいとつぶやいていた。
 (3) 解答者が11手詰×20作を解くのが大変。
 (4) 11手詰×20作の採点、解説が大変…と言うか労力が読めないので、とりあえずは短い手数にしてみた。

★やってみた感想としては、手数と労力はあまり関係ないかな、ということ。
 解説については手数が短い方が楽ですが、それよりも解説のネタ集めに時間が掛かっていました。
 それはそれで楽しかったのでいいんですが。

★ちなみに、当初は「使用駒数15枚以上の5手詰」でやろうとしていました。しかし、作品が集まらなさそうだったため「使用駒数11枚以上の5手詰」に変更。ただし、当初の条件で出品いただいた方のために「+0.1点加算」も付け加えました。
 なお、全20作中、使用駒数15枚以上の作は8作。条件を変更しておいて良かったです。

■ジョーカー予想
★そして今回の裏短コンでもう一つ新しい試みとして、名前は出ているが作品は出していない人物(ジョーカー) を1名用意し、解答者にはジョーカー予想もしてもらいました。
 なお、ジョーカー氏にはツイッター上でいかにも投稿したことを匂わせるようなつぶやきをしてもらっています。
 つまり、作者一覧に出ている人が「裏短コンに投稿した」などとつぶやいていたとしても、本当の出品者なのかジョーカーなのか区別がつきません。人狼ゲームっぽい状況で疑心暗鬼に陥るという要素を追加してみました。
★単なる思いつきでしたが、次のような意図もありました。
 (1) 5手詰なので、詰将棋を解くこと自体はそれほど難しくない。そのため、推理要素を用意した。
 (2) ジョーカーを予想しようとすると、必然的にそれぞれの作の作者も予想することになる。
   これを通じて、作品をよく観察することになり、作品の狙いなどをしっかりと汲み取ってもらえることに繋がるのではないか。
 (3)ニコ生での結果発表の際、最後の方の作は残っている作者が少なくなり、作者当てが簡単になりすぎる。
  特に最後の作は一択になってしまうので、これを何とかしたい。
★ジョーカーについては企画として成功したかどうかは微妙ですが、新しいことを気軽に試せるのもネット発表の良さでしょう。

★さて、そのジョーカーですが、
 鈴川優希さん
 でした!

名無し名人
ジョーカー予想は自信あり。
鈴川氏らしいタイトルと作品がないし、Twitterでの発言も怪しかった。
久保氏も怪しい発言をしていましたが、露骨に怪しすぎたのでフェイクでしょう(笑)
★この予想はさすがです。

三輪勝昭
ジョーカー予想=鈴川優希。
理由=ネームバリューのない作家だとこの企画の意味はないでしょう。
ブログ展に余り参加してない作家の方だとするとその人の作品を見てみたいとなるので、企画として逆効果でしょう。
鈴川君でなかったら柳原さんかと思います。
ただ企画として5手詰は作者予想がほとんど付かないので、作品を見て予想出来ないので、今回は考えても面白くなかったです。
★推理のやり方は名無し名人さんと随分違いますが、しっかり的中させてきましたね。
★この他、soga、青木裕一、占魚亭、竹中健一の各氏が的中! お見事です。

★なお、ジョーカー投票数は次のようになっています。
8票 久保紀貴
6票 鈴川優希
4票 相馬慎一
3票 三輪勝昭
2票 不透明人間 柳原夕士
1票 kisy ほっと オオサキ 梶谷和宏

★久保さんが最多票獲得。頼んでもいないのにジョーカー騙りのツイートで撹乱してくれました(笑)。

■最終順位
★改めまして、最終順位です。
優勝 2.868 「クロスホッパーズ」 久保紀貴
2位  2.865 「刺し穿つ死棘の槍」 ほっと
3位  2.787 「詰備会で作りました」 中山智希
4位  2.784 「偽りの鏡」 園川
5位  2.696 「銀の雪と金の月と桂の花」 竹野龍騎
6位  2.677 「積極性について」 soga
7位  2.669 「初手半分限定」 オオサキ
8位  2.620 「紫電一閃」 おかもと
9位  2.572 「ダブルミッション」 梶谷和宏
10位 2.526 「山の枯れ木」 奥鳥羽生
11位 2.519 「新聞紙」 三輪勝昭
12位 2.499 「捨駒の練習」 tsumegaeru
13位 2.457 「見上げてごらん」 ミーナ
14位 2.442 「何もかも新鮮だったあの頃には戻れない」 青木裕一
15位 2.430 「貧乏なコンビニ」 虹色のルモ
16位 2.336 「連鎖反応」 不透明人間
17位 2.328 「う、ざいこは セイリ ちゅう」 あたまかな
18位 2.301 「八方無碍」 kisy
19位 2.248 「?手詰」 相馬慎一
20位 2.177 「魂を売りました」 柳原夕士


★ただし、「使用駒数15枚以上の場合は0.1点加算」というルールがあり、上記はそれを加算した結果となっています。
 ではボーナスポイントを加算せず、純粋に平均点のみで出した順位は?(※上位5位まで)
1位  2.784 「偽りの鏡」 園川
2位  2.768 「クロスホッパーズ」 久保紀貴
3位  2.765 「刺し穿つ死棘の槍」 ほっと
4位  2.687 「詰備会で作りました」 中山智希
5位  2.677 「積極性について」 soga

★「偽りの鏡」がトップ! ベスト3予想でもかなり人気が高かったですが、今回は0.1点ルールの影響がかなり大きかったようです。

■順位予想的中者
三連単(1~3位順番)
的中者なし

三連複(1~3位組合せ)
竹野龍騎

馬単(1~2位順番)
的中者なし

馬連(1~2位順番違い)
園川、鈴川優希、オオサキ

ワイド(1~3位から2作)
竹中健一、まさ、kisy、名無し名人、三輪勝昭、らうーる、相馬慎一
★「偽りの鏡」がトップ3から漏れるというのが予想しづらかったようです。

■順位(0.1点加算なし時)予想的中者
★参考記録となりますが、ボーナスポイント加算なしの場合の順位に基づく予想結果も少し紹介します。
三連単(1~3位順番)
まさ
★これを完璧に当てるのはすごい!

三連複(1~3位組合せ)
らうーる、鈴川優希
★こちらもなかなか。

■ベストタイトル投票集計
1位   6票 「クロスホッパーズ」
2位   5票 「銀の雪と金の月と桂の花」
3位   4票 「何もかも新鮮だったあの頃には戻れない」
4位   3票 「紫電一閃」
5位タイ 2票 「連鎖反応」「新聞紙」

★ここでもクロスホッパーズが強さを見せました。
 ちなみに7位タイ(獲得1票)は9作。かなり票が割れました。

■作者予想の集計
★意味があるかどうかわかりませんが、全作の作者予想参加人数と的中人数です。
タイトル作者作者予想[人]的中[人]的中者
「見上げてごらん」ミーナ71竹野龍騎
「連鎖反応」不透明人間61奥鳥羽生
「う、ざいこは セイリ ちゅう」あたまかな72鈴川優希、名無し名人
「貧乏なコンビニ」虹色のルモ50
「魂を売りました」柳原夕士70
「紫電一閃」おかもと70
「何もかも新鮮だったあの頃には戻れない」青木裕一70
「八方無碍」kisy62soga、青木裕一
「初手半分限定」オオサキ91久保紀貴
「新聞紙」三輪勝昭80
「ダブルミッション」梶谷和宏61名無し名人
「山の枯れ木」奥鳥羽生51名無し名人
「詰備会で作りました」中山智希85soga、青木裕一、奥鳥羽生、久保紀貴、名無し名人
「積極性について」soga91虹色のルモ
「捨駒の練習」tsumegaeru70
「クロスホッパーズ」久保紀貴82soga、青木裕一
「偽りの鏡」園川122青木裕一、名無し名人
「刺し穿つ死棘の槍」ほっと90
「?手詰」相馬慎一71久保紀貴
「銀の雪と金の月と桂の花」竹野龍騎110

★全体的に予想しにくかったようです。


■総評
★最後に総評です。
有吉弘敏
超短編(5手)の創作は頗る難しいはずなのですが、凄いですね。
面白い作品が多く楽しかったです。
★次回は作者としても参加を!

梶谷和宏
いやあ、とても楽しかったです。2日間堪能しました。
★楽しんでいただけたようで。

竹中健一
ちなみに作者あては全く分かりません。
なかなか面白い裏短コンでした!
★作者予想をまったくしていないのにジョーカーをピンポイントで当てたのはさすが。

soga
5手でも様々なことが出来るということが分かりますね。作者予想はかなり迷走しましたが、ひとまず全記入しました。
★ジョーカーを見事に的中、作者は19作中3名的中。

占魚亭
ツイン(伝統&フェアリー)を投稿したかったのですが上手くいかず、解答のみの参加になってしまい申し訳ないです。
好作が多く、面白かったです。
★ジョーカー的中はお見事です。

kisy
5手詰なのに解きごたえが凄かったです。ジョーカーはツイートが本当だと信用して久保さんを選びました。
★そもそも自らジョーカーと名乗っている人物がジョーカーなんてありえないわけで。

名無し名人
作者予想はかなり難しかったです。
三輪作と奧鳥作は逆かも(作風からすると逆なんですが、三輪氏が僕らしい作品は投稿していないとブログに書いていたのでこの予想にしました)。
久保作とオオサキ作も逆かも(Twitterでの久保氏とkisy氏の会話が引っかかります)。
★作者予想は5名的中。これもさすが。

まつきち
毎回思うことですが、これだけの駒を使わないと実現できない狙いなのか、また十分推敲された産物なのかというのは気になります。
「裏」というからには「表」との対比があってこそではないでしょうか。単なる5手詰コンクールではこの時期に開催する意味が乏しいように思います。
もっとも11手詰が裏で20題、表で50題となると、解くのに骨も折れますが(笑)。
★推敲期間については難しい課題ではあります。そもそも表短コンも、もっと早い段階で発表してほしいところです。
 盤面枚数の多い11手を20作、って解く方も解説する方もかなり大変かと。
★次回は多分7手かな? 作家の皆さまは今から準備を。

hiro
ここ2年の実績から、「裏短コン」が今年もあるならば盤面11枚以上の11手詰と考えていましたし、それを見たかった気持ちもありますが、5手詰に光を当てる良い機会になったと思います。
20作、よくぞ集まったものです。
イベントを企画し、実現することが大変なのは、想像に難くありません。本当にお疲れ様でした。
★まあ頑張ったかと。

鈴川優希
後半にいくつかすごい作品もあり、5手詰にしては充分にマニアも満足できる内容だったと思います。
タイトルは、ほとんどは活かせてない感じがして残念です。ここが裏短コンの肝なのに……。
短評は多めに書くよう心がけました。「新聞紙」の短評を考えるのにいちばん時間かかりました 笑。
作者予想は存じ上げない方も多く、あとさすがに5手だと作風が出にくいこともあり、3人くらい当たればいいほうだと思ってます。
解答締切に遅れて申し訳ありませんでした。来年も期待してます。
★ジョーカー&ニコ生解説、お疲れさまでした。第n回・第φ回と鈴川さんがどれだけ大変なことをしてきたか身をもって理解しました。
★しかし「来年も期待」(もう今年ですが)とか書かれたら次もやるしかないような・・・・・・。




  1. 2018/01/17(水) 00:01:00|
  2. 第ϻ回裏短コン
  3. | コメント:4

第ϻ回裏短コン「銀の雪と金の月と桂の花」

★少し遅れてしまいましたが、いよいよ最後の作です。


5位(ボーナスポイントなし順位:8位)
「銀の雪と金の月と桂の花」     【+0.1】
竹野龍騎
ura3_20_YukiTsukiHana_GoteMochigoma.png
35銀、
    23玉、24銀右、同銀、15桂まで5手。
    45玉、56金、同金、47飛まで5手。
    43玉、53桂成、同桂、65馬まで5手。


点数012345678910
人数00230533632

正解29 誤解0 無解3 評価無効2
得点2.696
人気投票 1位:1票 2位:2票 3位:1票
ベストタイトル投票:5票(2位)

★出題時「※本作は、5手詰×3通り(2手目から分岐)を解答してください。」という条件付きでした。
 盤面枚数36枚という大作ですが、果たしてどんな内容なのでしょうか。
★初手は35銀とします。逃げ場所は斜め方向に4通りですが、このうち25玉は26銀左、同桂、同とまでで駒余り。これは変化手順です。
 残りの23玉、45玉、43玉については、いずれも5手駒余らず。出題時の条件に沿って、この3通りを解答すれば正解となります。
★ちなみに、2手目45玉のときに57飛とするのは89と、が逆王手で逃れ。また、2手目43玉のときに72馬などとするのは93と、が逆王手で逃れ。この他にも駒を取る紛れがいろいろあります。読んだ方はあまりいないでしょうけど。

★さて、重要なのはここから。作者は何を表現したかったのでしょうか?
作者
バッテリーからの玉に接しない王手によるピンメイト3通り。バッテリーの軸駒でピンをする。ピンされる駒(金銀桂)はそれぞれ同種の捨駒を直前に取って移動する構成。作意は3通りの等位変化(変同)の全てで完全限定。劣位変化(2手以上早い変化、及び、同手数駒余り)が作意でないのは通常どおり。2手目は斜め4方向への玉移動のみとした。2手目45玉に、72馬、同と、87飛、89とで逃れ、の紛れは面白いかと思います。
タイトルは、3つの順の対照性を含め全て合わせて「作意」だとなるべく伝わるようにしたい。浮かんだのは「雪月花」で、金銀桂を明示し組み合わせて表題にした。
香合の余地はある方が良いと判断し、受方の持駒に香1枚残した。例えば初手47銀に35香合。配置は結構ギリギリかと。例えば次のいずれか1つで余詰む。41桂→61桂、62と→51と、68と→48と。

★まず2手目23玉の手順に着目すると「銀を捨てる」→「銀で取られる」→「その銀の効きへの着手、しかしピンされているので取れず詰み」という構成になっています。
★同様に、2手目45玉の手順は「金を捨てる」→「金で取られる」→「その金の効きへの着手、しかしピンされているので取れず詰み」。
 そして、2手目43玉の手順は「桂を捨てる」→「桂で取られる」→「その桂の効きへの着手、しかしピンされているので取れず詰み」。
 という構成になっており、これらの対照性が狙いでした。

作者
(続き)元ネタはtttt20の拙作で、「この詰2012」の275ページに載っている(72歩は攻方)。また、本作もtttt20を満たしている。
★まず、ttttについて説明すると、「Tsumeshogi Theme Tourney on Twitter」、つまり、Twitter上での詰将棋課題コンクールです。
 お題はおもちゃ箱のこちらにまとめられています。
★さて、tttt20のお題は、次のようなもの。
【tttt20】
2手目に主要変化3通り。異なる等位の変化手順で、その詰め上がりはすべて異なるピンメイト。9手以下。ただしピンメイトとは、玉方の駒がピンされていることによって、最終手の駒を取れないために詰んでいる状態を指す。


★そして、これを満たした作がこちら。
■nta9eさん作 2011/05/03 (この詰2012 p275より)
ura3_20_YukiTsukiHana_Hosoku01.png
71銀、
    61玉、43角成まで3手。
    53玉、56飛 まで3手。
    73玉、85桂 まで3手。

★確かにtttt20を満たしてはいますが、これでは……。ということで、5手で作り直したのが本作でしょう。
 ピンする駒と同種駒の捨駒を入れることにより、ピンメイトが強調される作り方は参考になります。


松尾裕
作意は(3)(=2手目45玉)だと思う。 あれ、(2)(=2手目43玉)かな?

竹中健一
どこに逃げるのが作意なのか迷います…。一つ選べと言われたら、23玉のときの手順が好きかな!
★どれが作意か、という問いは愚問です。3つの手順を全部引っくるめて作意です。
 また、1つの手順だけ注目するのではなく、それぞれの手順の共通点や相違点を探すことにより、作者の表現したいことが見えてくるはずです。

林石
盤面を見てこれが5手詰!とも思いますが解いてみると、一作品で三度美味しい。個人的には金の月が好みです。

虹色のルモ
一つの盤面で同じ系統3つの詰将棋を、これは凄いしお得

kisy
1つで3度おいしい作品!

占魚亭
ピンメイト3種。お見事!

あたまかな
手順はだから?、見た目は好みでない。

まつきち
変化がすべて異なる手順構成というのは面白い。

上谷直希
解が3つ出揃うまで、どの要素で統一されているかに気付けなかった。なるほどなあ!

近藤郷
初手が3通りならいいが……
★それは専門用語で「余詰」と呼ばれています(笑)。

園川
これは相当面白い。2手目の玉の逃げ方3通りに対し、3手目は金銀桂いずれかの駒で王手、4手目は同種の駒でそれを取る。さらに3通り全てピンメイト。(まだ何か狙いがあるかもしれない)

らうーる
綺麗なタイトルだが、やってることはハンムラビ法典。

tsumegaeru
変化手順が全て統一的でよい。詰将棋にもツイン等があるけど、本作のように変同で表現するのが一番すきです。

おかもと
雪月花を織り込むなら、「銀の雪 金の満月 桂の花」とか、五七五で命名したい。
★個人的には「――と――と――」の並びが、リズムが良くないように感じました。自分なら読点かスペースにしたいです。

まさ
逃げ方によって3種類(X,Y,Z)の駒を捨て同X,Y,Zと取らせて、最終手その駒の効きに駒移動で詰み。
創作する側から見れば創作難度の高いテーマですが、解答側としては魅力を感じませんでした。

三輪勝昭
銀の時だけピン駒の空王手が出来ないので失敗作だね。
空王手が出来るのに、空王手をせずピン駒に使う3手詰3つを5手詰一つにするのは、ブログ展ならではの作で面白いとは思います。

オオサキ
2手目25玉はさておき、どの順もさすがにこんだけ使えばできるだろうという手順で、意外性はあまり。

相馬慎一
3解がただの足し算のように感じ、プロブレムからの移植としては成功してるとは言い難い。ただ、その意志は素晴らしい。

高坂研
これまたプロブレムっぽい構成。ただ、こういう風に3つの逃げ方に対してそれぞれバッテリーを置くのではなく(これだと3つの詰将棋を単に詰め合わせたように見えてしまう)、ひとつの仕掛けで3種類の詰め方が出てくるようにしたかった。
★皆さんなかなか手厳しい。
 3つの舞台がほぼ完全に分離しており、選ばれなかった2つの舞台装置が働かずに残ってしまう点は、消化不良な印象を持たれてしまっても仕方なし。

★さて作者予想ですが……「3通りを解答してください」という形式にしたことがミスディレクションとなってしまったようで。
奥鳥羽生
香・角・飛のピン。タイトルに応じた順序でないと不正解とか?(笑)(ほっと)

名無し名人
裏短コンらしい意欲作だけど、3通りの舞台がバラバラ(特に23玉の変化で必要な駒は他の変化では全く働かない)なのが気になる。作者予想=ほっと氏。

ミーナ
これはちょっともう、凄すぎてことばがでない。
思いつくだけでもすごいが、思いついても図化できる気がしない。
次元が違います。作者はほっとさん

soga
X、同X、空き王手(Xをピン)のトリプレットですね。なぜだかtttt5を思い出しました。
作者予想:ほっとさん
★tttt5は「2手目の変化4通りがstar-flight(玉がX方向に逃げる)。その変化は等位とする。9手以下」ですね。

不透明人間
変同趣向局
作者予想:ほっとさん

鈴川優希
雪月花、どれもはかなく消えてしまう。Xを捨ててX'をピンして開王手迄ってわけですね。2手目25玉の変化があることがちょびっと気になるかも。あとは、解答の書かせ方が主催者特権といったところでしょうか 笑。トリとしてはふさわしい気がします。
★ほっと予想の多さに苦笑。

梶谷和宏
こんな凄い作品考える人は誰でしょうか。相馬さんのような気がするのですが。しかし、何度眺めても凄い。だんだん凄さを通り越して笑ってしまいそうです。

青木裕一
同じ構成の3つの詰将棋をくっつけただけの感があります。tsumegaeruさん予想。

久保紀貴
初手、2手目がイマイチですが、その後の3手は綺麗な対比になっていると思います。
タイトルも洒落ていますね。
しかし、出題形式を変えるのは反則では……。
やるならタイトルに表示するものかと思っていました。
作者予想:soga
★作者予想は的中者なし。この詰2012をちゃんと読んでいればわかるかなと思いましたが。

竹野龍騎
課題意図は、必要な使用駒がより多いと吉(と解釈)。ほっと氏は「かえるのうたが(以下略)」の作者。……で、こうなりました。
★厳しめの短評もありましたが、普段ならやらないであろう大胆な構図と表現は、裏短コンのトリを飾るにふさわしい作でした。




  1. 2018/01/11(木) 23:00:00|
  2. 第ϻ回裏短コン
  3. | コメント:0

第ϻ回裏短コン「?手詰」

★さて、残り2作です。


19位(ボーナスポイントなし順位:18位)
「?手詰」
相馬慎一
ura3_19_Question_GoteMochigoma.png
81飛成、94玉、93飛、同銀、72馬まで5手。

点数012345678910
人数52341643101

正解32 誤解0 無解0 評価無効2
得点2.248
人気投票 1位:- 2位:- 3位:-
ベストタイトル投票:1票

★詰将棋には必ず狙いがあり、それを理解した上で評価するのがあるべき姿。
 そして本作にももちろん狙いがありますが、それは作意手順や変化紛れで表現したものではありません。
★とりあえず、表面上の作意手順は上のとおり。初手駒取りでしかも成生非限定、さらに51歩や62歩は無くても良さそう。
 出題時に『後ろの方ほどマニア向けな要素が強い』と書いてありましたが、さて狙いは一体何か?

作者
基本的な手番問題。
★作者の意図は「出題図において、手番はどちらか?」というもの。
★“5手詰の詰将棋として出題されているのだから考えるまでもなく先手の手番だ”、本当にそうでしょうか? 後手番の可能性だってあるのでは?

★では、後手番だったと仮定してみましょう。その場合、直前に先手が何か指しているはずです。
  (1)先手は飛を82に動かした、または打った
  (2)先手は王を61に動かした
  (3)先手は馬を71に動かした
 それぞれについて検証してみましょう。
(1-a)先手は飛を84から82へ動かした、と仮定した場合 1手前は次の局面。
ura3_19_Question_Hosoku04.png
 これは後手玉の王手放置をしていることになるため、不可能局面です。この他、82飛を駒台に戻したりする逆算もありますが、やはり後手玉の王手放置となります。

(2-a)先手は王を52から61へ動かした、と仮定した場合 1手前は次の局面。
 ura3_19_Question_Hosoku01.png
 これは51歩と85馬で同時に王手が掛かっており、不可能局面です。

(2-b)先手は王を72から61へ動かした、と仮定した場合 1手前は次の局面。
ura3_19_Question_Hosoku02.png
 これは直前の後手の手がありません。不可能局面です。

(3)先手は馬を72から71へ動かした、と仮定した場合 1手前は次の局面。
ura3_19_Question_Hosoku03.png
 これも(2-b)と同様に、直前の後手の手がありません。不可能局面です。

★以上より、出題図が後手番だとすると逆算が不可能になることがわかりました。
★一方、出題図が先手番だとすると、直前の後手の手は? これはいくつか考えられ(例えば94玉が93に動いた、など)、その後も逆算が可能です。
★したがって、出題図は先手番であることが確定しました。すなわち、タイトルの “?” は “5” となります。

★手番を隠しテーマにした作としては、次の1手詰があまりにも有名。
■若島正氏作 『盤上のファンタジア』第1番
ura3_19_Question_Hosoku10.png

★相馬さんの作はこれをもう一捻りして、「出題図は後手番…と見せかけて、実は普通に先手番」というのが狙いでした。まさに“裏”短コンにふさわしい狙いです。

★狙いが前衛的であり、かつそれを汲み取るにもレトロの知識が必要であるため、困惑した解答者が多数。


★まず、手番がテーマということを見抜くことができず、素直に手順のみを評価の対象とした方々。
 ある意味健全です。
竹中健一
すみません、よく分かっていないのですが、何が狙いなんでしょう?

有吉弘敏
超短編で駒取りはさすがにやめてほしいですね。また、なぜ双玉なんだろう・・・。

林石
一瞥して大道棋の感じがしますが5手詰めということで手順は意外とあっさり?罠があるのではと思うと疑心暗鬼になりますが。

あたまかな
手順は?、見た目は不思議。

占魚亭
初手駒取りはちょっとなぁ……。

不透明人間
非難不可避

まつきち
駒取りの初手にさほど不利感のないのが痛い。

三輪勝昭
初手駒取りで成不成非限定で何の意味があるのか?

近藤郷
意味深だけど、やっぱり手順が大事と思う。

hiro
取った飛車をすぐに捨てる、一種の回収手筋と言えるのでしょうか。

柳原夕士
んっ?

園川
配置の意味が「?」。

梶谷和宏
タイトルの意味は2手目歩合を無駄合とみなせるかどうか?ということでしょうか。作意直結で問題ないと思います。

虹色のルモ
2手目合駒は2手変長に当たるのでしょうか、それを問うためのタイトルと思いましたが私は5手完全作で良いと思う派です

松尾裕
8二合は有効に思えるけど。

名無し名人
初手駒取りは避けたい。無駄合談義は個人的には興味なし。作者予想=soga氏。
★タイトルを「2手目82合の有効/無効について疑問を投げかけたもの」と考えてしまった解答者が多数。

★そして、手番がテーマであることを見抜きつつも、現局面が後手番であると誤解した方々。
 ニコ生での発表時には「やられたー」と思ったことでしょう。
おかもと
実は後手番で1手詰、といいたいのかな。そうしないと51歩と62歩は不要だし。

kisy
玉方が先手だと1手詰?

上谷直希
表向きは5手詰だけど…?ってやつですか。

鈴川優希
先手番ではありえないから52馬迄1手詰ってことですね。まあ誰か作るんじゃないかなって予想はしてました。ただ個人的には、この手の作品は攻方・玉方どちらの詰手順もおもしろいものであって駒余りにならないことが大前提だと思ってるので……。そういうのを期待してます。とりあえず作者予想はオオサキさんってことで。

久保紀貴
レトロ解析。真の作意は52馬迄1手詰ですね。
作るのは大変だろうというところ、3手目を捨駒で仕上げてあり好感が持てます。
作者予想:相馬慎一
★作者を唯一的中させているのはさすがですが、ちゃんとレトロ解析しましょう。

★最後に、手番がテーマであり、かつ現局面が先手番に確定する、と見抜いた方々。
tsumegaeru
盤面図が後手番だとすると逆算不可能なので、手番が先手番なのが言うまでもなく決定するのが狙いとか、そういう感じでしょうか?それでも、タイトルの意味が謎なので、意図を分かってないかもしれません。

竹野龍騎
レトロ(解析)。攻方持駒なしを利用し、攻方の手番を証明。将棋パズル雑談にも載る伝統ルール。

らうーる
まずこれが先手番という証明からスタート。

soga
後手番からの1手詰ではないことは分かったが、それ以上は分からず。開き直って「後手番ではなく先手番」という主張だと考えることにしました。
作者予想:青木裕一さん

ミーナ
これが分らない。先手番だということはわかるけど、もともと先手番だしなあ。
作者はおかもとさん

青木裕一
よく考えたら考えたで先手番。ほっとさん予想。

まさ
駒取りの初手は嫌味。
なお、出題図の直前に先手が指せた手が無いので出題図は先手番が確定します。思わせぶりな題名は、後手番確定と勘違いさせて△52馬までの誤答狙い?
★見事に引っかかった方が多数。

オオサキ
玉方なら52馬までだけど不可能局面ということ?そっちも5手でまとめて、先後逆の図で出題するべきだったのでは。
★そのネタは山田康平氏が『うるてぃめいと』で既にやっています。

高坂研
直前の先手の着手がないということは、現在先手番。先後逆にして、この順を偽作意にすべきだったかも?
★盤を反転させて出題することも少しだけ考えましたが、それだと前例と同じになってしまうのでやめました。

★ただ、盤の向きについてはもう少し工夫の余地があったかもしれません。何より、まず手番を考えてもらわないと狙いが伝わらないので。
★例えば、こんな図で「※現在手番の方が手前になるように盤面の向きを直してから解答してください」という出題形式はどうでしょう?
ura3_19_Question_Hosoku20.png

★最後に、手番や局面構成問題に興味を持たれた方は、詰パラの「将棋パズル雑談」をチェックすべし!




  1. 2018/01/10(水) 00:01:00|
  2. 第ϻ回裏短コン
  3. | コメント:2

第ϻ回裏短コン「刺し穿つ死棘の槍」

★原稿が進まないのでブログに逃避。


2位(ボーナスポイントなし順位:3位)
穿うが死棘しきょくやり     【+0.1】
ほっと
ura3_18_Lance_GoteMochigoma.png
12龍、22金、23角、同角、43香成まで5手。

点数012345678910
人数00003133847

正解30 誤解0 無解2 評価無効1
得点2.865
人気投票 1位:6票 2位:3票 3位:4票
ベストタイトル投票:1票

★自作。今回、裏短コンを開催した理由はただ一つ、本作を発表したかったというだけです。
★さて本作、作意を追っただけでは狙いはわかりません。まずは紛れを読んでみましょう。
★初手から43香成とできれば詰みですが、56角によって47香がピンされています。ならば、王を開き王手して56角のラインから逸れてしまえばいい。
 しかし、玉方は飛銀桂を1枚ずつ持っています。
 ・初手27王は、37飛!、同香、同桂成!
 ・初手28王は、37銀!、同香、同桂成!
 ・初手49王は、37桂打!、同香、同桂不成!
 いずれも37に逆王手になる駒を打たれて逃れてしまいます。
★そこで、初手は12龍とします。これは、何でもいいから合駒を使わせたいというもの。具体的には、
 ・22飛なら、27王!、37歩、43香成まで。
 ・22銀なら、28王!、37歩、43香成まで。
 ・22桂なら、49王!、37歩、43香成まで。
 合駒を見届けてから、37に逆王手になる駒を打つことができない場所に開き王手すれば詰み。要するに後出しジャンケンですね。
★玉方は、持駒の飛銀桂をすべて温存して22金と引くのが作意。ここで空いた23に角を打てば同角しかなく、56角のラインを逸らすことに成功。結局43香成で詰みとなります。
★評点はそこそこ高くなるだろうと思っていましたが、僅差の2位。いやー惜しかった。

★実は本作、元ネタがあります。
■馬屋原剛氏作 2014.7 第30回詰将棋全国大会 解答競争 5手詰⑨
【補足】
・解答形式は「初手を答えよ」。
・制限時間は30秒(プロジェクタ上に盤面が30秒間表示され、30秒経過で強制的に次の問題に切り替わる)。
・解答競争では玉方の持駒は非表示。
ura3_18_Lance_Hosoku01.png
73龍、63銀、46王、57金、44金まで5手。

★「後手の持駒は歩だけ
  ・
  ・
  (10秒後)
  ・
  ・
  じゃないよ」の作、と言えばわかるでしょうか。
★44金と指したいのですが、23角によってピンされています。そこで、攻方王を開き王手して23角のラインから外れることを考えますが、玉方は金・銀を1枚ずつ持っています。
 ・65王や66王は57銀成が逆王手(こちらは今回のネタとは関係なし)。
 ・46王は57銀打!、同香、同銀不成!
 ・47王は57金!、同香、同銀成!
★そこで、73龍として合駒を見届けてから46王か47王を決めよう、という狙い。63金合なら47王~44金で駒余り。作意は63銀合で、46王~44金で詰み。
★いかにも王の開き王手と思わせておいて、この初手。持駒が明かされていないこともあり、30秒じゃ解けませんよ誰も。

★合駒を2種類から3種類に増やせることに気付いたのが作図のきっかけ。
 それだけではオリジナリティに欠けるため、王の開き王手をすべて変化に隠し、作意を含めてすべてが43香成までで詰むようにしてみました。作意では形だけですが大駒捨てを入れています。
★3手目の違いが強調される形になり、演出に関してはうまくいったようです。


虹色のルモ
37合の逆王手を防げば良いので初手は12龍の打診、移動合なら角を打って56の角が動かせる、ストーリー性のある一品ですね

有吉弘敏
相手の応手によって攻筋を変える事を背景に組み立てた手順は、解く者に謎解きの楽しさを与えてくれる。

竹中健一
この発想が面白い! 裏短コンならではの作品ですが、今回のダントツに思えました!

竹野龍騎
1枚ずつ残っている飛銀桂の3通りの合駒があり、初手の紛れの37合と2手目の変化の22合の対照性で魅せる造り! 手順にストーリーがある。双玉自体のテーマも素晴らしい。
★論理性とストーリー性はどちらも重要。

松尾裕
うまくできている。

あたまかな
手順は難しい、見た目はナントモ。

まさ
合駒に応じて3手目を決める巧妙な打診。

kisy
合駒によって3手目が変わるんですね。

占魚亭
作意では不動、変化では動く王。

不透明人間
三種各一枚

おかもと
これまたややこしいことを。

まつきち
逆王手のパターンが多く作品に厚みを感じる。

上谷直希
相手の駒台にある飛銀桂がそれぞれ一枚ずつであるのが重要であった。

高坂研
これは完全にプロブレムの構成(Holst theme)。かなり悩まされた。
★Holst themeというのは、チェスプロブレムにおいて、相手の着手に応じて1枚のポーンが別の駒に成る、というパターンらしいです。

三輪勝昭
27玉は37飛、28玉は37銀、49玉は37桂打で逆王手を振りほどけない。
玉方は飛銀桂しかないから12龍で合駒強要。
金引きで合駒節約すると23が空いて、23角捨てでピンの解消。
虚々実々の駆け引きが面白い。
初手が俗手なのがちょっと残念。
これは今回のブログ展に最も適した作品ですね。
★まあ主催者ですから。

近藤郷
2手目、桂を使うと49玉で困る。

tsumegaeru
二手目合駒したら、どこかに王を動かして詰み。非常に面白い発想。

園川
2手目の変化では合駒の種類(飛銀桂)に応じて王を動かす位置を変えて詰ます。論理的尚且つ美しい。

オオサキ
逆王手が重ね合わせの状態にある初形。2手目限定打合でまとめる手もあったか。
★それでは馬屋原さんの作と同じになってしまうのでちょっとね。

★さて作者予想。
青木裕一
2手目打合の変化が本編。王の移動先が変わるのが面白いです。相馬さん予想。

soga
2手目の合駒によって攻王の行き場が27、28、38、49と4種類変わる構想を5手詰で。すごい。
作者予想:相馬慎一さん

梶谷和宏
2手目の合駒(飛・銀・桂)で、先手玉の移動場所が3方向に分かれるのが面白い。作者はおかもとさんかな?

奥鳥羽生
逆王手駒の売り切れを狙う。(tsumegaeru・青木裕一・オオサキ)

名無し名人
2手目の合駒によって王の移動場所が変わるのが面白い。しかし合駒制限の花駒はやはり気になる。作者予想=tsumegaeru氏。
★29香、62金、73銀は合駒制限のみの配置。この辺をうまいこと処理できれば良かったのですが。

鈴川優希
これは発想がすごすぎる。そして、3種打合に対してそれぞれ駒余りで詰むことを確認してから、実は移動合が作意でしたという意外性。
作意にだけ23角の捨駒が現れるのもいいし、それでも結局は56角をどけるという本来の目的に即した決め手になっている。
一点だけ、香を29に置いちゃうのもったいなくないですか? 王移動位置の選択肢として残しておけばいいのに……。作者は久保さんで間違いないでしょう。
★ニコ生で絶賛いただき、ありがとうございました。
 29王の開き王手は、3通りの合駒というテーマとは関係ない紛れ。こういうのは極力排除したい派です。香の並びもタイトルと合っているかなと。

ミーナ
逆王手を阻止する合駒請求。水面下の攻防がすごい。
タイトルはちょっと中二病?作者は久保さん
★作者予想は的中者なし。

★タイトルについて説明を。元ネタは、Fateシリーズ(ゲーム・アニメなど多数あり)に登場するランサーの特殊能力で、作中では『ゲイ・ボルク』と読みます。ゲイボルグと書かれることも。
★特性は
 槍の持つ因果逆転の呪いにより「心臓に槍が命中した」という結果を作ってから「槍を放つ」という原因を作る。
 となっており、発動させた時点で相手の心臓を貫くことが確定している。
★「2手目どう受けても最後は43香成で詰み」というところを、ゲイ・ボルクになぞらえているわけです。
★結構お気に入りのタイトルでした……が、原作ではゲイ・ボルク発動時、何やかんやと理由をつけてほぼ相手は助かってまして。
 そのため、原作を知っている解答者は、39香の方をゲイ・ボルクだと考えた方も。

久保紀貴
2手目の打合の変化で、王が3通りに動くのが面白い。
心臓を貫くかに思えた39香ですが、ゲイボルグは47香の方でした。
作者予想:園川

らうーる
不発気味なゲイボルグ。この作品のせいでFGO復帰しました。

林石
初手で対応を問い、対応次第では38玉を動かして詰み。配置こそ大柄ですが、2手目の変化で十分に楽しめました。開演の刻は来たれり、此処に万雷の喝采を。
★Fateを絡めた評は少な目でした。




  1. 2018/01/09(火) 00:01:00|
  2. 第ϻ回裏短コン
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