詰将棋考察ノート

詰将棋に関する考察あれこれ。

第33回詰将棋全国大会(4) クイズ100人に聞きました・・・みたいなもの

今回は第二部のレクリエーション「クイズ100人に聞きました・・・みたいなもの」について、運営視点から書きます。


チーム分けはこちらを参照。
事前に集計したアンケートの質問の回答者数が獲得点数になるが、回答が1名だったものを答えることができたら10点獲得、というのがポイント。
しかしAチームとBチームの6名に壇上に登ってもらって、ルールを説明後、さてクイズを開始しようとしたところでトラブルが発生。
全部の答えや人数(見せてはいけない項目)をスタッフのパソコンに表示し、今まで出た回答や両チームの得点(見せたい項目)をスクリーンに表示させるはずだったが、表示がうまくいかない! 

10分以上粘った挙句、結局1台で実施することは諦め、パソコン2台のうち1台に集計結果を表示させ、もう1台(こちらをスクリーンに表示)に得点など、見せたい項目をリアルタイムで手入力していく、という方法に切り替え。
この時点で白けた雰囲気となってしまい、申し訳ありませんでした。

それでも決勝は2問ともなかなか白熱した展開となって良かった。
「正解したらパネルが開き、獲得した得点が加算されていく」という様子を見せることができていればもっと盛り上がったはずで、そこは非常に残念。
司会の石黒氏にはどれだけ感謝してもし切れません。

そしてこの企画が押してしまったため、一人一言が超縮小版になってしまった点もいただけなかった。
アンケートの集計にやたらと手間がかかっていた割には、使われずに終わった質問も多数あり、企画段階でかなり無理があったようだ。
次回以降のスタッフは、こんなことにならないよう、失敗しにくい企画を選定し、現地でのリハーサルもちゃんと実施した上で本番に臨んでいただきたい。
(続く)

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  1. 2017/07/26(水) 00:01:00|
  2. 詰将棋全国大会
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第33回詰将棋全国大会(3) 解答競争

今回は解答競争について、運営視点から書かせていただきます。



実は6月中旬の段階では数作しか用意できておらず、香龍会メンバー数人で用意することに。
自分も6月の終わり頃にかけて10作ほどでっちあげる。
最終的に40作くらい集まった中から、7/2に臨時香龍会を開いて選題、順番も決定。
ちなみに3手詰の10番はゴリ押しして入れてもらった。

1問あたり正解は3点、誤解はマイナス1点、無解は0点。時間は15分間で30問、最後の10問中には不詰あり、という鬼畜な条件。

さて本番開始。開始してすぐに藤井四段の周囲に群がるカメラマン。対局ではもはやお馴染みとなった光景(今回はむしろ少ない方)だがやはり凄い。
やはり全体的に難しかったようで、脱落者多数。ちなみに司会の石黒氏も途中でギブアップして司会に専念。
後で気付いたが、15分タイマーのアプリを用意してスクリーンに映しておいた方が良かった。今回はこんなことばかりですみません。

10番と20番で多数の誤解が出たのは予想どおり。これらを含め、自作はいずれも解答競争向けに特化した作で、投稿しても絶対に入選しない類のもの。
図を示しておくので、初見の方はぜひ挑戦を。





解説は気が向いたら書きます。
(続く)

  1. 2017/07/24(月) 00:01:00|
  2. 詰将棋全国大会
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第33回詰将棋全国大会(2) 第一部

今回は全国大会の第一部について、運営視点から書きます。


全国大会のメインイベントは、何と言っても看寿賞の表彰。今年は受賞者5名全員が出席! やはり本人からコメントが聞けるのは嬉しいところ。
自分は看寿賞受賞作品の解説資料作成と、当日の解説を担当。
当初は、詰パラ7月号に掲載されている内容をそのまま資料にすればいいか、と考えていた。
しかし、短編はともかく中長編については、初めて読む人が理解できそうにないので、変化紛れ図や途中図を入れて加筆。
ついでに1作は見開きで収まっていた方が見やすいか、などと考えているうちに結構なボリュームになってしまった。
図面があまり綺麗でなかった点は反省・・・というか、そもそも前日の講義で図面作成ツールについて話しているのに、印刷が綺麗になるやり方を把握してないのかという話だが。

当日の解説については、KIFファイルを事前に沢山用意しておいて、手順を順番に進めれば良いだけにしておいたので、割とスムーズに行った……はず。指摘されてから気付いたが、柿木の画面はもっと大きくするべきだったと反省。
ともあれ、自分のメインの仕事はひとまず終了。

あ、もう一つ重要なものがあった。懇親会会場に人数の連絡をしなくては。懇親会参加人数の集計は? (この時点で99名だったため店には100名で連絡。後から懇親会のみの飛び入り参加が1名いたためちょうどになった)

そして、ついでに第二部のレクリエーション「百人位に聞きました(仮)」のチーム分けを考える。
実は出場希望者が30名以上! 出場希望者が少ない場合、頼んで出てもらおうとしていたのだが、杞憂だった。
というか逆に困った。さすがに全員を出場させるわけにはいかない。
12名選んでチーム分けをすることにしたが、無作為に選ぶと偏りそうなので、他のスタッフと相談して次のような方針で選んだ。
(1)出場希望者の中で、今年の看寿賞受賞者3名はそのまま選出。そして彼らとほぼ同世代の若手看寿賞作家1名を選出。この4名はチームリーダーとする。
(2)愛知県内からの参加者の出場希望者がちょうど4名だったので、地元枠として各チームに1名ずつ振り分け。
(3)せっかく出場希望していただいた谷川九段、竹中さんを選出。後はできるだけ参加の少ない方を選出。

というわけで、かなり作為的な選出であった。
出場希望されたのに漏れた方は申し訳ありません。このような企画に確実に出場したい場合は、看寿賞を取るか、全国大会開催地に引っ越しましょう。
なお、チーム分けが完了したのは第一部の終了直前。休憩前に発表しておくべきだっただろうか。

そんなこんなで、看寿賞の作品紹介の後は主にホールの外にいたので、門脇芳雄賞や握り詰の解説についてはあまりコメントが聞けず。まあ仕方なし。

(続く)

  1. 2017/07/23(日) 09:00:00|
  2. 詰将棋全国大会
  3. | コメント:2

第33回詰将棋全国大会(1) 前夜イベント

第33回詰将棋全国大会、今年は運営側でいろいろやってました。
前夜イベント・当日とも大盛況。参加された皆様、ありがとうございました。

今回は前夜イベントについて。


前夜イベントで講師を担当させていただいた。
自分の講義の順番は元々3番目の予定だったが、他の2名の講師の会場到着がどちらもギリギリになってしまったため、順番を入れ替えてトップバッターに。
どうせ発表するのであれば、順番が早く終わっている方が、気楽に他の講義を聴講できて良い。

ちなみに、PowerPointのスライドを当日の香龍会のPM中に手直ししていた。
そして配布資料の印刷が終わったのが15:30頃。もっと早く作っとけという話だが。
このときは40部あれば足りるかと思っていたが、前夜イベントから66名の参加があり、他の雑用スタッフが資料を追加でコピーしていた。

タイトルは「詰将棋の主な創作・解説支援ソフトの紹介と提案」。
予告でのタイトルは「詰将棋解説、解答支援ソフトの紹介と提案(仮)」となっていたが、解答にソフトを使用することを推奨するようなタイトルはダメだろうということで、ちょっと変更。
内容としては、現存する創作支援ソフト・解説支援ソフトの紹介、今後こんなことができれば便利だと思う機能について。

講義としての予定時間は50分だったが、質疑応答を含めて40分弱で終了。
まあ他の2名がもっと時間がほしいと言っていたので、このぐらいでいいかと。
なお、質疑応答で、下記のような指摘も。
 ・iPhone版のWhite Solverは、実は存在しない。
 ・投稿用紙作成ツールで、略記機能は試みている。
 ・指将棋についてAIで自動的に解説を行う、という研究は現在行われている。

リサーチ不足を露呈する結果となってしまった。
それから、アンケートでは実演が欲しかったという指摘が多かった。確かに実際にやってみせた方が良かった・・・。
いろいろと準備不足だったが、そもそも準備不足の原因は看寿賞作品の解説を用意するのに時間がかかっていたため。
(これについては次の記事で書かせていただく)

また、講義2(鈴川さん)は、「美学・藝術学の視点から現代詰将棋を俯瞰する」というテーマ。
実は配布資料が想定していたものと異なっていた(レイアウトが崩れていたり、数式が消えてしまっていたり)。
そして講義内容はかなり難解な話題が盛り込まれており、
 1.美学とは何か
 2.藝術の定義
 3.センスと感性
 4.カタカナ語による美学
 5.現代詰将棋の今後(議論のポイント)
こんな感じ。聴講者は着いて行けたのだろうか。
質疑応答では講義の論旨とズレた指摘が多かったのが残念。

講義3(久保さん)は、「れんあい(恋愛、ではなく連合)の研究」
冒頭や途中で挟まれるネタが面白く、そしてメインの部分もわかりやすくて面白かった。
質疑応答で、「過去の発表作の分類だけでなく、(まだ作例は無いが)分類上はこんな意味付けも考えられる、という形にすべき」
という指摘があり、それに対する回答は、「作例の無いパターンは自分で作りたいので、今回は既発表作の分類に留めました」とのこと。

そんな感じで21:40頃終了。初めての企画にしてはまずまずだったか。
欲を言えば、講義の時間を14:00~17:00ぐらいにして、その後懇親会という流れが良かった。
(本番は翌日なので、運営スタッフは飲むわけにいかないかもしれないが)

(次の記事に続きます)

  1. 2017/07/20(木) 00:01:00|
  2. 詰将棋全国大会
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詰将棋作家を名乗るには発表作が少なすぎ。
評論家を名乗るには実績が無さすぎ。

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