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詰将棋考察ノート

詰将棋に関する考察あれこれ。

第34回詰将棋全国大会(2)

忙しくてほったらかしていたら9月も半ばを過ぎてしまった。
パラ9月号の全国大会報告を補足しつつ書きます。



さて7/15当日、11時頃に会場到着。アトラクションでは前方スクリーン上に詰将棋などが出るらしいので、前の方に陣取る。
近くのF原さん、K谷さんらと話をしながら開幕を待つ。
今回の運営は関東の若手が中心とのことで、いろいろと新しい試みがあった模様。その一つが大会参加者の事前予約で、バーコードをスキャンして読み取ることにより参加完了となるもの。当日の受付の手間はかなり軽減できたようだ。
しかし、事前予約のシステムの複雑さが理由だったか、参加者は例年よりも少なかった。この辺は今後の課題だろう。

[第一部]
■七條賞表彰
2017年は難解作も多くて解答者は大変だったと思います。改めてT中さんおめでとうございます。

■看寿賞表彰
今年の受賞者の参加はU谷氏のみ。連続受賞おめでとうございます。 
K保氏のポイントを押さえた解説もさすがでした。

■10回参加者、25回参加者表彰
10回参加だったのでメダルをいただきました。本格的なメダルでびっくり。

■アマレン杯握り詰紹介
今回の使用駒は「王飛飛金金桂桂歩歩歩歩歩歩」の13枚。角銀が無いので微妙に作りにくい。
候補作は13作。T刀岡氏の解説を聞きつつ手順鑑賞……って、後半になるにつれて合駒が出まくり。
ラスト3作はいずれも大学院手数。ちなみにこの3作に投票したところ、やはりと言うかこれらが1~3位入賞だった。

■門脇賞表彰
Sさんの会場到着が遅れていたため後回しになっていたが、ようやく登場。
予定外の出来事に対しても何事もなかったかのように対処してしまうあたりは手馴れたもの。

■休憩
休憩中に中編名作選・暁将棋部屋・その他小冊子を購入。
中編名作選、自分の解説担当の箇所では誤記などは無いはず。作品の魅力をしっかり伝えることができているかどうかはともかく、収録作は名作選の名にふさわしい作ばかりです。
解答選手権2018を注文し忘れた…と思ったら後日一冊送られてきた。名古屋会場関係者だったからか?
昨年の裏短コンについても触れられていてちょっとびっくり。ちなみに第μ回裏短コンは誤りで、正しくは第ϻ回裏短コンです。

[第二部]
■ミニ解答競争
1題30秒ずつで30題という過酷な形式。しかし4年前の川崎開催時の使い回しがやたらと多い。27問目とかこれの元ネタを左右反転させただけじゃねーか。
28問目は反転すらしていない。これも有名な逃れ筋が使われていたので憶えてた。
4年も前の出題作をなぜ憶えているかというと、1年前の名古屋開催の解答競争出題作を作ろうとしたときに過去ネタを研究していたため。
かなり有利な立場だったにもかかわらず、地味な手順の作を忘れていたり1手詰を間違えたりする凡ミスが響いて微妙な点数に。
すべての問題を恐らく初見の状態で46点獲得するM七段はちょっとおかしいです。
なおパラ報告では何故か六段になっている。人の名前と肩書(棋士であれば段位またはタイトル称号)は3万回確認するべし。

■平成詰パラクイズ
平成元年~平成30年まで毎年1問ずつの四択クイズが出題される、というもの。来年は新元号になっているため、平成最後の全国大会にふさわしい内容。
30年間の詰パラバックナンバーの内容をすべて頭に入れておけば満点が取れるということになるが、そんな対策をしているはずもなく、記憶を頼りに選ぶ。
18問正解ならまあまあか?

■対戦詰将棋
1回戦第1局、Y岡氏(先手)vsM角氏。割とおとなしめの詰将棋。順当に詰まして先手Y岡氏の勝ち。

1回戦第2局、Y田氏(先手)vsほっと。ジャンケンで勝ち、多分この辺で不詰が出ると予想して後手を選択。そして予想どおりに見たことのある不詰作が登場。で、どうやったら逃れるんだっけ? 金を1枚だけ移動合してから躱すんだったかな? 結局その手順には入らず、比較的簡単に逃れる筋に入ったため、逃げ切って勝ち。

1回戦第3局、K八段(先手)vsT中氏。見るからに手強そうな作だったが、しっかり詰まして先手K八段の勝ち。

1回戦第4局、M七段(先手)vsT井氏。この対戦作品がなかなか面白かった。
持駒「飛香」で、先に香を打つと打歩詰になるので先に飛を打つ……と見せかけて、正解は普通に香を打つ、というもの。マニア向けの罠が用意されていたが、これをしっかり見破ったM七段が勝ち。

準決勝第1局、ほっと(先手)vsY岡氏。難しそうな作だったが、比較的簡単に詰む変化に入って勝ち。

準決勝第2局、M七段(先手)vsK八段! 3手目の妙手を見切ったM七段が勝ち。最善の応手を続けたK八段もさすが。

決勝、vsM七段。これまでの戦績から先手を引きたかったが、ジャンケンで負けて先手を取られた時点でほぼ負け確定か。2手目の合駒が読み切れずに簡単に詰む変化に入ってしまい、あっさり詰まされて負け。最善は22銀合ですか。
来年以降のためにジャンケンを鍛えておきます。

■一人一言
東京・神奈川・埼玉からの参加者が多く、全員の名前を読み上げるのもなかなか大変。
発言は各都道府県の代表者一人ずつなので、喋りたいのに発言させてもらえない人も喋りたくないのに発言せざるを得ない人も。
この形式に不満を持っている人がいることも知っていますが、そうは言っても他の案はあまり浮かばない訳で。
そうこうしているうちに、いい感じの時間になって終了。進行はほぼ完璧だった。

[懇親会・二次会]
重大発表はあまり隠すことでもないが、パラ誌上で発表があるまで伏せておくことにする。
懇親会やその後の二次会ではいろいろな方と話をさせていただいた。肝心な内容はあまり憶えていないものの、詰将棋に対する熱い情熱にこちらもいろいろと刺激を受けたので、一過性にならないようにしたいものだ。
……ということを今頃書いているようでは駄目なのだが。
それから名刺もたくさんいただいた。名刺に30手オーバーの作を載せても解いてもらえないと思うが、右上隅の短手数の作では作者らしさが見えにくかったりするし、これはこれで。
来年は自分も名刺を作らなくては。名刺向きの作が無いという悩みもあるが、まあ来年もよろしくお願いします。



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  1. 2018/09/17(月) 22:00:00|
  2. 詰将棋全国大会
  3. | コメント:0

第34回詰将棋全国大会(1) 前日の出来事

第34回詰将棋全国大会、参加してきました。
参加された皆様、ありがとうございました。

今さらですが、参加記を書いておこうと思います。
今回は前日の出来事について。


7/14(土)の午後、詰将棋のネタを求めて(?)、上野の森美術館のミラクルエッシャー展を鑑賞。
元はと言えば、数学セミナー誌の2018年7月号に特集記事が載っていて興味を持ったため。
ちなみに、数学セミナー誌には斎藤夏雄氏の「詰将棋の世界」が連載中で、ときどき縫田光司氏の論考も載っている。
数学の専門家・数学科の学生はもちろん、そうでなくても詰キストなら必読である。

作品展については公式ホームページや、かるび氏の紹介記事をご覧いただくとして、とても良かった。
絵画は素人だが、これだけ前衛的な世界観を描きつつも、エッシャーが何を描きたかったか、が絵を見ただけで伝わって来る。
詰将棋もこのような作り方が理想的である。
感化されやすい性格なので、公式図録を購入。こちらもお勧め。

せっかくなので、エッシャーのように平面の正則分割を表現した?詰将棋を紹介。
■OT松田氏作 「王国」
 近代将棋1985.6

201807_01_shokei.png
63と、同玉、62金、53玉、43と、同玉、(A)34銀、53玉、
(B)54と左、同馬、同と、同玉、46桂、(イ)55玉、(C)56と右、同金、
同と、同玉、(D)67と、同玉、56角、同玉、(E)66金、同玉、
78桂、67玉、56角、同玉、66金、46玉、38桂まで31手詰
(詰上図)
201807_02_tsumeagari.png

これは何の形だ? と思うかもしれないが、囲まれた部分の駒の無い箇所を見てみるとわかる。
201807_03_tsumeagari_edit1.png
「王」が描かれている!
さらに、盤全体で駒の無い箇所を見てみよう。
201807_04_tsumeagari_edit2.png
「国」が描かれている! なお、「くにがまえ」の中が「王」になっているが、「玉」の点にあたる位置に後手玉が存在する、ということだろう。命名「王国」もここから来ている。
駒の無い部分で表現する、というのが、今見ても斬新な発想である。

なお、本作のキズについて一応記載しておく。
  ・玉方36香は飾り駒。
  ・(A)で54と左、同馬、34銀、53玉、54と、として作意に合流する手順前後が成立。
  ・(イ)65玉でも同じ。
  ・(B)で54と右も成立。
  ・(C)で54と直も成立。
  ・(D)または(E)で「45銀、同歩」を入れることが可能。
特に最初と最後が曲詰としては致命的なキズ。
作品の完成度自体は高くない。しかし、アイデアについて語る際に、完成度を必要以上に重視すべきではないだろう。

さて、ミラクルエッシャー展の後の話。夕方からどこかの呑み会に参加する計画だったが、予定されているのはえび研だけという衝撃の事実が発覚。
仕方が無いので当日の下見を兼ねて会場へ。そう言えば全詰連幹事会をやっているはず・・・ということで無理矢理潜入。
どこまで書いて良いか不明なので詳細は伏せるが、3時間近く議論が行われた。
外部の者から見れば「早く対応しろよ、簡単だろ」という内容であっても、実行する側となるとなかなか難しいものが多く、考えさせられる内容だった。
この後21:00過ぎからようやく呑み会に。しかし疲れていたので結局ソフトドリンクで済ます。
ちなみに23:15頃にお開きになり、予約していたホテルに向かおうとするも、最寄駅が各駅停車しか止まらず、しかも急行よりも各停の本数が少ない。結局チェックインが0時頃になってしまった。
(次の記事に続きます)

  1. 2018/07/25(水) 00:01:00|
  2. 詰将棋全国大会
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第33回詰将棋全国大会(5)【完】 懇親会

今回は懇親会について、運営視点から書きます。第33回全国大会の記事としてはこれで完結です。


懇親会は、ウインクあいちの近くのスペイン料理店『エルホールダイニング』にて。
懇親会会場としてここを設定したのは自分なのだが、予想よりもかなり人数が増えてしまい、手狭で料理の量も控え目となってしまった。

そして中盤で大会記念作品2作の正解&作者を発表。手順の正解者は多かったものの、作者当ては難しかったようだ。
作者を2作とも的中させたのが3名だけ! S川さんはさすがとしか言いようがありません。
そして握り詰の投票結果は、何と2作が最多票数で並んだ。結局懇親会での拍手の大きさでT氏が1位、Y氏が2位となった。
3位は常連のU氏。これら3作や惜しくも入賞ならなかった作も含め、いとも簡単に合駒を出してくる作が多数あり、その手腕に感心。
未参加の方は、詰パラ9月号を楽しみにしていただきたい。

それから名前だけ知っていて今回初めてお会いできた方々も数名。もっと多くの方と話したり話を聞いたりしたかったが、こういうのはこちらから話し掛けるようにしなければ。

そんなこんなで気付けば終了の時間に。何故かM君が締めの音頭。

この後は運営スタッフ数人と、運営ではないのに何となく着いて来てしまったT氏を交えて、喫茶店で反省会。
大会準備で購入したものやコピー代の一部を軽く精算、大会アンケートも一箇所に集めたりしたが、いろいろあって疲れているので何かあればまた後日ということに。

反省点も数え切れないほど多かったが、多数の方々に支えられて何とか終えることができました。
『現代詰将棋 短編名作選』の刊行、前夜イベント、藤井四段の参加など、例年にも増して濃い出来事が多く、忘れられない全国大会となりました。

他のスタッフ、そして参加いただいたすべての方に、改めて心から感謝いたします。
ありがとうございました!


  1. 2017/07/28(金) 00:01:00|
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第33回詰将棋全国大会(4) クイズ100人に聞きました・・・みたいなもの

今回は第二部のレクリエーション「クイズ100人に聞きました・・・みたいなもの」について、運営視点から書きます。


チーム分けはこちらを参照。
事前に集計したアンケートの質問の回答者数が獲得点数になるが、回答が1名だったものを答えることができたら10点獲得、というのがポイント。
しかしAチームとBチームの6名に壇上に登ってもらって、ルールを説明後、さてクイズを開始しようとしたところでトラブルが発生。
全部の答えや人数(見せてはいけない項目)をスタッフのパソコンに表示し、今まで出た回答や両チームの得点(見せたい項目)をスクリーンに表示させるはずだったが、表示がうまくいかない! 

10分以上粘った挙句、結局1台で実施することは諦め、パソコン2台のうち1台に集計結果を表示させ、もう1台(こちらをスクリーンに表示)に得点など、見せたい項目をリアルタイムで手入力していく、という方法に切り替え。
この時点で白けた雰囲気となってしまい、申し訳ありませんでした。

それでも決勝は2問ともなかなか白熱した展開となって良かった。
「正解したらパネルが開き、獲得した得点が加算されていく」という様子を見せることができていればもっと盛り上がったはずで、そこは非常に残念。
司会の石黒氏にはどれだけ感謝してもし切れません。

そしてこの企画が押してしまったため、一人一言が超縮小版になってしまった点もいただけなかった。
アンケートの集計にやたらと手間がかかっていた割には、使われずに終わった質問も多数あり、企画段階でかなり無理があったようだ。
次回以降のスタッフは、こんなことにならないよう、失敗しにくい企画を選定し、現地でのリハーサルもちゃんと実施した上で本番に臨んでいただきたい。
(続く)

  1. 2017/07/26(水) 00:01:00|
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第33回詰将棋全国大会(3) 解答競争

今回は解答競争について、運営視点から書かせていただきます。



実は6月中旬の段階では数作しか用意できておらず、香龍会メンバー数人で用意することに。
自分も6月の終わり頃にかけて10作ほどでっちあげる。
最終的に40作くらい集まった中から、7/2に臨時香龍会を開いて選題、順番も決定。
ちなみに3手詰の10番はゴリ押しして入れてもらった。

1問あたり正解は3点、誤解はマイナス1点、無解は0点。時間は15分間で30問、最後の10問中には不詰あり、という鬼畜な条件。

さて本番開始。開始してすぐに藤井四段の周囲に群がるカメラマン。対局ではもはやお馴染みとなった光景(今回はむしろ少ない方)だがやはり凄い。
やはり全体的に難しかったようで、脱落者多数。ちなみに司会の石黒氏も途中でギブアップして司会に専念。
後で気付いたが、15分タイマーのアプリを用意してスクリーンに映しておいた方が良かった。今回はこんなことばかりですみません。

10番と20番で多数の誤解が出たのは予想どおり。これらを含め、自作はいずれも解答競争向けに特化した作で、投稿しても絶対に入選しない類のもの。
図を示しておくので、初見の方はぜひ挑戦を。





解説は気が向いたら書きます。
(続く)

  1. 2017/07/24(月) 00:01:00|
  2. 詰将棋全国大会
  3. | コメント:2

第33回詰将棋全国大会(2) 第一部

今回は全国大会の第一部について、運営視点から書きます。


全国大会のメインイベントは、何と言っても看寿賞の表彰。今年は受賞者5名全員が出席! やはり本人からコメントが聞けるのは嬉しいところ。
自分は看寿賞受賞作品の解説資料作成と、当日の解説を担当。
当初は、詰パラ7月号に掲載されている内容をそのまま資料にすればいいか、と考えていた。
しかし、短編はともかく中長編については、初めて読む人が理解できそうにないので、変化紛れ図や途中図を入れて加筆。
ついでに1作は見開きで収まっていた方が見やすいか、などと考えているうちに結構なボリュームになってしまった。
図面があまり綺麗でなかった点は反省・・・というか、そもそも前日の講義で図面作成ツールについて話しているのに、印刷が綺麗になるやり方を把握してないのかという話だが。

当日の解説については、KIFファイルを事前に沢山用意しておいて、手順を順番に進めれば良いだけにしておいたので、割とスムーズに行った……はず。指摘されてから気付いたが、柿木の画面はもっと大きくするべきだったと反省。
ともあれ、自分のメインの仕事はひとまず終了。

あ、もう一つ重要なものがあった。懇親会会場に人数の連絡をしなくては。懇親会参加人数の集計は? (この時点で99名だったため店には100名で連絡。後から懇親会のみの飛び入り参加が1名いたためちょうどになった)

そして、ついでに第二部のレクリエーション「百人位に聞きました(仮)」のチーム分けを考える。
実は出場希望者が30名以上! 出場希望者が少ない場合、頼んで出てもらおうとしていたのだが、杞憂だった。
というか逆に困った。さすがに全員を出場させるわけにはいかない。
12名選んでチーム分けをすることにしたが、無作為に選ぶと偏りそうなので、他のスタッフと相談して次のような方針で選んだ。
(1)出場希望者の中で、今年の看寿賞受賞者3名はそのまま選出。そして彼らとほぼ同世代の若手看寿賞作家1名を選出。この4名はチームリーダーとする。
(2)愛知県内からの参加者の出場希望者がちょうど4名だったので、地元枠として各チームに1名ずつ振り分け。
(3)せっかく出場希望していただいた谷川九段、竹中さんを選出。後はできるだけ参加の少ない方を選出。

というわけで、かなり作為的な選出であった。
出場希望されたのに漏れた方は申し訳ありません。このような企画に確実に出場したい場合は、看寿賞を取るか、全国大会開催地に引っ越しましょう。
なお、チーム分けが完了したのは第一部の終了直前。休憩前に発表しておくべきだっただろうか。

そんなこんなで、看寿賞の作品紹介の後は主にホールの外にいたので、門脇芳雄賞や握り詰の解説についてはあまりコメントが聞けず。まあ仕方なし。

(続く)

  1. 2017/07/23(日) 09:00:00|
  2. 詰将棋全国大会
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第33回詰将棋全国大会(1) 前夜イベント

第33回詰将棋全国大会、今年は運営側でいろいろやってました。
前夜イベント・当日とも大盛況。参加された皆様、ありがとうございました。

今回は前夜イベントについて。


前夜イベントで講師を担当させていただいた。
自分の講義の順番は元々3番目の予定だったが、他の2名の講師の会場到着がどちらもギリギリになってしまったため、順番を入れ替えてトップバッターに。
どうせ発表するのであれば、順番が早く終わっている方が、気楽に他の講義を聴講できて良い。

ちなみに、PowerPointのスライドを当日の香龍会のPM中に手直ししていた。
そして配布資料の印刷が終わったのが15:30頃。もっと早く作っとけという話だが。
このときは40部あれば足りるかと思っていたが、前夜イベントから66名の参加があり、他の雑用スタッフが資料を追加でコピーしていた。

タイトルは「詰将棋の主な創作・解説支援ソフトの紹介と提案」。
予告でのタイトルは「詰将棋解説、解答支援ソフトの紹介と提案(仮)」となっていたが、解答にソフトを使用することを推奨するようなタイトルはダメだろうということで、ちょっと変更。
内容としては、現存する創作支援ソフト・解説支援ソフトの紹介、今後こんなことができれば便利だと思う機能について。

講義としての予定時間は50分だったが、質疑応答を含めて40分弱で終了。
まあ他の2名がもっと時間がほしいと言っていたので、このぐらいでいいかと。
なお、質疑応答で、下記のような指摘も。
 ・iPhone版のWhite Solverは、実は存在しない。
 ・投稿用紙作成ツールで、略記機能は試みている。
 ・指将棋についてAIで自動的に解説を行う、という研究は現在行われている。

リサーチ不足を露呈する結果となってしまった。
それから、アンケートでは実演が欲しかったという指摘が多かった。確かに実際にやってみせた方が良かった・・・。
いろいろと準備不足だったが、そもそも準備不足の原因は看寿賞作品の解説を用意するのに時間がかかっていたため。
(これについては次の記事で書かせていただく)

また、講義2(鈴川さん)は、「美学・藝術学の視点から現代詰将棋を俯瞰する」というテーマ。
実は配布資料が想定していたものと異なっていた(レイアウトが崩れていたり、数式が消えてしまっていたり)。
そして講義内容はかなり難解な話題が盛り込まれており、
 1.美学とは何か
 2.藝術の定義
 3.センスと感性
 4.カタカナ語による美学
 5.現代詰将棋の今後(議論のポイント)
こんな感じ。聴講者は着いて行けたのだろうか。
質疑応答では講義の論旨とズレた指摘が多かったのが残念。

講義3(久保さん)は、「れんあい(恋愛、ではなく連合)の研究」
冒頭や途中で挟まれるネタが面白く、そしてメインの部分もわかりやすくて面白かった。
質疑応答で、「過去の発表作の分類だけでなく、(まだ作例は無いが)分類上はこんな意味付けも考えられる、という形にすべき」
という指摘があり、それに対する回答は、「作例の無いパターンは自分で作りたいので、今回は既発表作の分類に留めました」とのこと。

そんな感じで21:40頃終了。初めての企画にしてはまずまずだったか。
欲を言えば、講義の時間を14:00~17:00ぐらいにして、その後懇親会という流れが良かった。
(本番は翌日なので、運営スタッフは飲むわけにいかないかもしれないが)

(次の記事に続きます)

  1. 2017/07/20(木) 00:01:00|
  2. 詰将棋全国大会
  3. | コメント:0

第32回全国大会参加記

1週間経ってしまいました。既にあちこちでレポートが書かれているので、個人的な行動を中心に書きます。


7/17(日)全国大会当日!

夜あまり寝られず、5:00頃目が覚めてしまう。ここで寝るとまずそうなので、詰パラを解いていると、いつの間にか朝食の時間に。
6:50 ホテルの朝食を取る。なかなか美味しかった。
7:20 迷いそうなので少し早目にホテルをチェックアウト。
7:30 10分であっさりと大阪駅に到着。昨日のは何だったのか。
7:40 新大阪着。予約した新幹線は8:24発なので、ちょっと早すぎたか。
9:10 岡山着。
9:30 倉敷着。
飲み物を買ったり、今晩泊まる予定の倉敷ステーションホテルに立ち寄ったりした後、会場を目指す。

10:15 受付にはまだ早いようなので、隣の大山名人記念館へ。展示物を見ていると、浦野八段・北浜八段が来館。
たこ研の話をしていると、広島のK山さん、佐賀のO田さんも来館。
さらに、関係者だと思われたのか、世話人の方から飲み物を出していただく。
ただの一般人なんですが、せっかくなのでいただきます。ごちそうさまでした。

11:00になり、受付開始。参加費を払い、早速「しろかわ」「星河」「解答選手権2016」を購入。
参加賞の「中四国詰将棋作家一局集」も読み応えあり。
その後は看寿賞作家のK山(倫)さんにご挨拶。最近はまったく作っていないとのこと。短編の数々をリアルタイムで体感した者としては是非新作を見たいところ。
その後、看寿賞作家のO村さんに挨拶したり、看寿賞作家のK林さんから小冊子をもらったり。
そうこうしているうちに時間となり、いよいよ開始。

■第一部
<詳細な内容については、既に詳細なレポートが出ているので割愛します>
握り詰解説は、H井さんがヒントを出しつつ、H谷川さんがその場で解くという形式。
しかし後半は合駒がぞろぞろ出てくる作品が多数あり、あれをすぐに解けというのは厳しい。
最後の方は時間が押してきて、面白いコメントもあまりなく、時間少しオーバーで終了。いろいろと改善の余地はありそう。

作品については、以前記事にしたことがあるが、使用駒に必然性がある作はほとんど無かった。
使用駒が今一だった感じもするので、来年の握り役の方は頑張って握るように。

休憩時間中に、看寿賞作家のK坂さんに小冊子をおねだり……ってさっきから物をもらってばかりじゃないか。
S川さんからは、ちえのわ雑文集の原稿を依頼される。近いうちに書かせていただきます。

■第二部
<詳細な内容については、既に詳細なレポートが出ているので割愛します>
・ミニ解答選手権について
 K山さんの作品群は30~20年ほど前に発表されたものだったが、予選、決勝とも見覚えのある作が多かった。
 というのも、ほっとが熱心に解答をしていた時期と被っているから。
 かなりのアドバンテージを有していながら、予選通過、決勝とも結構ギリギリの勝負になってしまった。
 まあ、勝てて良かった。

・懸賞詰将棋
 やっぱり暗算で解けるこのくらいのレベルが丁度良い。来年もこれを目標にしよう。

そしてキッチリ時間どおりに第二部終了。素晴らしい。
このあと朝日新聞の村瀬記者にインタビューを受ける。そして新聞にフルネームで本名が載ってしまった。
喋ったことの大半はカットされてしまったようだが、まあいいか。

■懇親会
・大山名人クイズの(7)初形「大山」の作が仲々詰められず。何とか〆切直前で詰めて応募箱へ。
 全題正解だったようで、景品をいただく。

懇親会でもいろいろな方と喋ったが、1点だけ紹介。
・おもちゃ箱の推理将棋コーナー担当のNAOさんに、投稿したい作があることを伝えると、「8月分はどうするかまだ決めていない。内容によっては即採用」とのこと。
 全国大会の翌々日に投稿したら本当に即採用されてしまった(笑)。
 推理将棋第104回出題(8月20日まで)
 着手するマス目はおろか、筋や段も一切明かされていないため、難解だとは思いますが是非挑戦を!

そんなこんなで懇親会は終了。素晴らしい大会でした。

この後一旦ホテルの部屋に戻り、少し横になったのがいけなかった。気付いたら23時。
どこかで行われているであろう二次会に合流しようかと思ったが、気付いたらまた眠りに落ちていた。
お酒はセーブしていたつもりなのに駄目駄目すぎでした。

■翌日
泊まった詰キストが多かったようで、朝食を取りに地下の料亭に行くと、詰キストが多数登場。みんな元気すぎます。
K坂さんにステイルメイトの作図問題を出されるも、盤駒がないと無理。

9:00過ぎにホテルをチェックアウトし、倉敷の美観地区の観光に出発。大原美術館に行き、U田さん御一行になし崩し的に合流する。
美術に関しては素人なので、解説が無いとわからない。いや、解説されてもわからないかも。
少なくともT島H男さんの作品の方がずっと理解しやすい、多分。

レストランで少し早目の昼食を食べたあと、U田さん御一行は車で帰られるとのことで、1人で引き続き観光。
星野仙一記念館やら倉紡記念館やらなんやかんやと行ってきました。
倉敷、とても良かったです。また来たいですね。

しかし歩き回り過ぎて足が疲れた。あと帰りの新幹線を遅い時間にしすぎて時間が余りまくってしまった。
予定なしの旅も良いが、しっかりと観光を楽しむには、事前に綿密な計画を立てておかねば。
  1. 2016/07/24(日) 22:00:00|
  2. 詰将棋全国大会
  3. | コメント:2

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裏短コン作品募集中!
 ・盤面11枚以上の7手詰
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詳細は作品募集記事を参照。

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Author:ほっと
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評論家を名乗るには実績が無さすぎ。

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