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詰将棋考察ノート

詰将棋に関する考察あれこれ。

第ч回裏短コン「〇〇手筋」

★昨年に引き続き、詰パラのちえのわ雑文集に第ч回裏短コンのことを書く予定です。


10位
「〇〇手筋」
青木裕一
ura4_15_ThemeOfX.png
35飛、36桂合、38歩、47玉、48歩、同桂成、37飛まで7手。

点数012345678910
人数00232552423

正解29 誤解0 無解1 評価無効1
得点2.558
人気投票 1位:- 2位:- 3位:1票
ベストタイトル投票:なし

★裏短コン皆勤の青木さん登場。
★7手で持駒歩2枚ということは、5手目までで2枚とも使い切っている必要があります。
 早く消化しようと初手38歩は、47玉、45飛、46歩合でどうしても打歩詰が解消できません。
★したがって初手は35飛。これに対して47玉なら45飛として、
  ・37玉は48金まで。
  ・46桂香歩合は48歩、37玉、35飛まで。
  ・46飛金銀合は同飛以下。
 でいずれも詰みです。
★一見どう受けても駒が余るようですが、36桂合!が妙防。これを同飛と取ってしまうと47玉で、46飛には同桂と取られて詰みません。
★しかしここで38歩と打てば、同馬には36飛~38金で詰み。38歩には47玉と逃げますが、36桂を発生させたことにより48歩と打てるようになっています。48歩、同桂成に37飛までで詰みとなりました。
★中合(捨合)を動かす、という7手では定番となった筋ですが、36桂合は珍しい意味付けです。

作者
定義の取り方によって、森田手筋や高木手筋に入ったり入らなかったりする作。
創作当初は高木手筋と考えてましたが、現在はどちらでもないと考えてます。

★森田手筋は、単に「取歩駒を合駒で発生させる手筋」と理解している人も多いですが、本来は「取歩駒が合駒で発生した後、合駒のピンを外す」という手順になっているものです。
 くわしくはこちらを。
★高木手筋の定義は難しいのですが、大雑把に言えば「大駒による王手のラインが2つあり、2つめのラインで合駒をするのではなく、1つめのラインで中合(捨合)して大駒を近づけておく合駒」のことです。
 くわしくはこちらを。
★これを踏まえると、高木手筋っぽいですが、明確な分類はしづらい感じです。
★順位こそ10位でしたが、なかなか好評でした。

soga
も・・・高木手筋でしょうか。おそらく最短ですよね。

みつひさ
7手で(真?)森田手筋。中合の出し方が面白い。
★真・森田手筋はちょっと違いますね。

山下誠
森田手筋の端的な表現が好ましい。

くじら
森田手筋ではないですよね?何手筋かなあ?

竹中健一
これは○○手筋なのかな…

園川
○○は何だろう?
★解答者も断定しづらかったようで、タイトルの〇〇を埋めたコメントは1/3くらいでした。〇〇=森田、と考えた方が多かったですが。壊れるほど合しても(以下略)

高縄山ろく
持駒とタイトルがチョー潔い。

馬屋原剛
2手目の桂合がココセのようで面白い

不透明人間
角を品切れにした作り方はどうか。
★角を品切れにしないと、2手目47玉、45飛に46角合で困ります。

おかもと
取歩。

嵐田保夫
二手目4七玉が成立しないのは玉方としては辛い。

大瀬戸
手数が分からなければ一層てこずるところだった

NZ
桂馬の特徴を活かした上手い手順ですね

占魚亭
折り目正しい感じ。

シナトラ
狙いが伝わりやすく、好作です。

梶谷和宏
妙に詰ましにくかった。何故33歩が配置されているかを先に考えなければいけなかったですね。

野々村禎彦
初手35飛は47玉で打歩詰なので先に38歩で馬を質駒化、しかし47玉だと…に嵌った末に、35飛、47玉には45飛と寄り、48歩、37玉、35飛を防ぐ46銀合も同飛で同手数駒余りと気付く。
そこで35飛には36への捨合だが、桂が最善なので今度は47玉でも打歩詰にはならないではないか!森田手筋を最短7手で、しかも歩取駒を捨合で入れ、種駒は動かさずに捨合を動かす形にするとは!ここまでの内容を11枚で実現したのは驚異的。一見地味だが小学校なら半期賞は確実、それ以上?ちなみに自力で解いてからiPad柿木にかけると見事に誤解しました(Windows版は正解ですが)。
★これをこのまま解説に使ってしまえばよかった。
 それはともかく、柿木は短編でもたまに変な解答をしてきますね。

★作者予想です。

ルモ
打歩の罠からなかなか抜け出せず、タイトルをヒントにすれば良かったと悔やむのは解けた後
作者予想:絶対優勝するマン氏

あたまかな
見た目は関係ない手筋のようだ。
手順は合駒を動かす手筋のようだ。
作者予想はsoga氏

絶対優勝するマン
取歩駒を捨合で発生させる。17馬が残ってつらたん(´・ω・`) 作者予想はsogaさん。

イキロン
純粋森田手筋の最短表現ですが、詰上がりで馬が遊ぶのは気になります。
作者予想:soga
★仕方ないとは言え、やはり気になりますか。

太刀岡甫
流行が落ち着いてきた森田手筋。取歩駒が中合なのは良く、46合との比較も面白い。短編での歩打はロスだが、構造的に仕方のないところ。
作者はsogaさん。
★sogaさんが多かったのは、昨年の裏短コン発表作からでしょうか。

まつきち
2手目の変化処理を手数内に収めるのに苦労したと思うのですが、どうだったのでしょうか。
これは相馬さん?

三輪勝昭
持駒 歩2枚で7手詰を創れるとは。
好みじゃないんで低い点を付けたけど面白い作品。
作者予想b=相馬慎一作。
(a=自信あり、b=もしかしたら当り、c=当てずっぽう、d=参考にする作品がない作家)

有吉弘敏
簡素な初形での表現で、創作の難度は高い。相馬氏と予想。
★相馬さんが多かったのは、昨年の裏短コン発表作のタイトルとの類似性があったからでしょうか。

奥鳥羽生
構想を実現するための高度な作図技術を感じる。(青木さん・相馬さん)
★奥鳥羽生さんが半的中。その他8名の的中者はなし。名前が挙がらなかったのはちょっと不思議です。

★最後に、短手数で変わった合駒を出す作品を紹介します。

■相馬慎一氏作 詰パラ1992.2
 現代詰将棋短編名作選 第177番

ura4_15_ThemeOfX_Hosoku1.png
37角、26角合、46角、14玉、15歩、同角、25銀まで7手。
★初手いきなり35角は14玉で逃れ。初手37角とすると、何と26角合が最善(26他合は同飛以下)。それから46角と行けば15歩が打てて詰み。駒数も少なく、さすがの仕上がりです。



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  1. 2019/01/07(月) 00:01:00|
  2. 第ч回裏短コン
  3. | コメント:2

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