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詰将棋考察ノート

詰将棋に関する考察あれこれ。

第ч回裏短コン「ダイビングブロック」

★さて2作目です。


12位
「ダイビングブロック」
梶谷和宏
ura4_02_DivingBlock.png
55龍、同桂、46桂、45玉、36龍、56玉、54桂まで7手。

点数012345678910
人数00146744101

正解29 誤解0 無解1 評価無効1
得点2.429
人気投票 1位:- 2位:- 3位:-
ベストタイトル投票:なし

★初手は55歩もありそうですが、同桂でどうも大駒が働きません。ということで初手は55龍。
 55同金なら同歩と取ってしまい、同桂、65金打以下で駒が余って詰みます。
 55同桂が作意ですが、46桂と打てるのが龍を捨てた効果。
★45玉で、一見56から抜けられてしまいそうですが、36龍、56玉の後、54桂!で詰んでいます。
 打った桂を跳ねる最終手が印象的ですね。また、頭2手も龍と桂の手なので統一感があります。

作者
玉を引っ張り出した桂が、最後は玉の元位置に跳ねて相手の馬筋をブロックするという狙いです。ジャンピングよりはダイビングのほうがイメージに合うと思い、このタイトルにしました。捨て駒らしい捨て駒がなく、味気ない印象を持たれるかもしれませんが、自分はこういうのが好きなんです。誰か一人でも、この玉と桂の短いストーリーを面白いと感じてくださればそれで十分です。いつも参加させてくださり、ありがとうございます。
★狙いは十分伝わったようです。

山下誠
馬筋を遮る桂跳ねで決まるのは爽快そのもの。

園川
最終手が気持ちいい。

くじら
最後の桂跳ねがぴったりですね

soga
最終手の感触がよい

有吉弘敏
タイトルが最終手を上手く表現してます。

NZ
最終手とタイトルがぴったり合いますね

占魚亭
タイトル通りの最終手が気持ちいい。
★この評多し。

竹中健一
タイトル見て初手が分かった。
曲詰を思わせる初形なのでちょっと残念かも。

まつきち
詰上りは文字?何と読めばよいのかな?
★残念ながら炙り出しではありませんでした。

みつひさ
桂馬の対比が浮き彫りになる構成が凄い。

野々村禎彦
なかなかの妙手順だが、初手は55歩&44龍との三択でその後は一本道なので難しくはない。

おかもと
擦寄。

馬屋原剛
強引な初手

大瀬戸
死中に活あり

林石
初手から桂馬が主体と気が付きます。

嵐田保夫
龍のダイビングヘッドから桂のスクリーンプレイは流麗。

奥鳥羽生
空捨てではないが初手は強い味あり。狙いは最終かもしれないが、中盤に緩むのが気になる。

シナトラ
5手目が緩い。
★7手という手数だけに緩みは気になります。5手目に56への捨て駒で決められればもっと良かったでしょう。

高縄山ろく
詰上りの見当はつけやすい。

★さて作者予想です。

ルモ
トドメの竜を守る開き王手の感触がグッドです
作者予想:園川氏
★園川さんは今までの裏短コン参加作は全部最終手が桂でした。しかし少し作風が違いますね。
 ・第n回裏短コン「カルマン渦」
 ・第φ回裏短コン「名勢子」
 ・第ϻ回裏短コン「偽りの鏡」

絶対優勝するマン
56に逃げられてヒヤッとしたが、アクロバティックな詰上りが用意されていた。作者予想はあたまかなさん。

イキロン
一番悩まされました。途中の緩みは痛いですが、初手が強烈でオリジナリティを感じました。
作者予想:あたまかな

太刀岡甫
2手目同金の変化と詰上りは面白い。しかし、この手順構成は玉の運搬が大変で捨駒が少なくなりがち。最短で実現したのに緩んだように見えてしまっている。
作者は梶谷和宏さん。

青木裕一
意外な詰上がり場所!だけど収束流れた感が……
梶谷さんは詰パラでこういうのを出しているイメージ。

あたまかな
見た目は何か炙り出されるかと期待してしまう。
手順は軽さが心地良い、際立つ最後の軽やかさ。
作者予想は梶谷氏

三輪勝昭
収束素材からの創作だとしたら初手をどんな手にするかだが、詰上りに重要な63馬・67と、は初形でも重要なのが良いけど、その逆もあるのでこれで良かったかは微妙。
作者予想b=梶谷和宏作。
(a=自信あり、b=もしかしたら当り、c=当てずっぽう、d=参考にする作品がない作家)

★的中者は7名中4名。さすがです。
 なお、作者の昨年の参加作品がこちら。何となくタイトルや最終手が似ています。
 ・第ϻ回裏短コン「ダブルミッション」

★最後に、打った桂を最終手で跳ねて詰める作を紹介します。
■小泉 潔氏作 詰パラ1981.5
ura4_02_DivingBlock_Hosoku1.png
59飛、45玉、57桂、56玉、67角、同玉、45桂まで7手。

★1981年度(昭和56年度)看寿賞短編賞受賞の名作。2手目の変化でも好手があります。
 ・2手目58歩合(58桂合は禁手)は同飛、45玉、46歩以下。
 ・2手目57桂合は同龍、45玉、54角!以下。
 こう作るものなのですね。



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  1. 2018/12/23(日) 00:01:00|
  2. 第ч回裏短コン
  3. | コメント:2
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コメント

こちらはタイトルから作者を予想すべきでしたね
詰め上がりに使用した駒から予想したのがばれてる!
ほっと様も流石です
  1. URL |
  2. 2018/12/25(火) 18:49:30 |
  3. ルモ #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

> こちらはタイトルから作者を予想すべきでしたね
> 詰め上がりに使用した駒から予想したのがばれてる!
> ほっと様も流石です
最終手の駒種は、作者予想の材料としては微妙ですね。
園川さんの今年の参加作は最終手桂ではありませんし。
  1. URL |
  2. 2018/12/26(水) 00:22:38 |
  3. ほっと #-
  4. [ 編集 ]

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第16回詰将棋解答選手権、初級戦・一般戦は運営側でした。

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