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詰将棋考察ノート

詰将棋に関する考察あれこれ。

第ч回裏短コン「裏七味」

★解説を書いている途中で寝落ちしてしまい、いつもの時間に出せず。


14位
「裏七味」
おかもと
ura4_07_Ura7mi.png
35と、23成香、57成桂、同成銀、66金、同馬、45龍まで7手。

点数012345678910
人数11332635301

正解29 誤解0 無解1 評価無効1
得点2.419
人気投票 1位:- 2位:- 3位:-
ベストタイトル投票:4票

★作年は正統派で登場したおかもとさん。今年はちょっと変わった系統で登場です。
★成駒が多い初形が特徴的です。さてどんな手順が出てくるでしょうか?
★初手から57金は45玉で逃れ。また初手57成桂は55玉、66成桂、46玉でこちらも逃れ。
 そこで、初手35と。45の逃げ道を塞ぎ、46玉に36とを用意しています。これには23成香と角を取る一手。
 ちなみにここで57金が相当際どい紛れ。同成銀、同成桂、55玉、66成桂、54玉……何とか逃れているようです。
★作意は金を温存して57成桂。これなら同成銀の一手。そこで66金と打てば、同馬に45龍で詰め上がりました。
★さて狙いは? タイトルと手順を見れば一目瞭然ですね。

作者
順列七種駒着手、ただし成駒(金を除く)。甘いか辛いか、味のほうは不明。

★7手詰で七種着手、は誰でも思い付くネタですが、ここを見ると、作例は順列七種着手だけでも過去に10作ほど。案外、使い古されたネタのようです。
★ならば成駒でやってみよう、という発想が面白い。前例はありません。
★余談ながら、本作は隠しテーマとして「成駒以外の駒はすべて、不動 or 盤上から駒台へ移動 or 駒台から盤上へ移動」というものもあります。
 「成駒はすべて盤上を移動」だと良かったのですが、残念ながら「36と」のみ不動です。
 
★タイトルの効果もあってか、解答者ほぼ全員が成駒順列着手についてコメントしています。

soga
裏順列着手は、裏短コンに適したテーマだと思う

野々村禎彦
成駒全種1回ずつ動かすネタ作。開き王手は35と限定で金も打ち捨てで入れているのが良い。

林石
手順を見ると裏七味。使用駒裏七味はあるのでしょうか。

園川
順列成駒(+金)着手。手順前後しそうになりました。

高縄山ろく
このアイデアには恐れ入った。

NZ
着手順が、と、成香、成桂、成銀、金、馬、龍だから裏七味でしょうか

占魚亭
成駒六種着手が狙い?

有吉弘敏
なるほど。全て成駒という事ですか。

くじら
面白いアイデアですね~成り駒に必然性があればさらに良かったです

竹中健一
順列成駒着手とでもいうのかな(金が入っているのでちょっと違う?)。
ただし、成駒の必然性がないのでやはりかなり苦しい…
★この駒数で成駒に必然性を持たせるのはさすがに困難かと。
★そう言えば、成銀成桂成香の配置が嫌われるのは何故でしょうね。不自然だというなら、実戦では1~3段目ならどれも「と金」と同じくらい見かけますし、4段目なら、と金よりもむしろ成銀の方が出現頻度が高いような気がします。
★ちなみに、先日の藤井聡太七段の対局で4段目の成銀が出現していました。

大瀬戸
思わずギョッとする初形

みつひさ
2度度肝を抜かれる。捨て駒入りで手順もまずまず。

梶谷和宏
何が起こるのかと思った。順列成駒着手ですか。よくこんなこと考えますねえ。

山下誠
なるほど、順列着手を裏駒で表現。これはタイトルも作品の一部。

馬屋原剛
タイトルからすぐに解けた。

シナトラ
成駒位順着手とは面白い発想。

嵐田保夫
手順は七味が効いていなかったか。
★成駒であることを抜きにすれば、捨駒主体の正統派な内容です。

★さて作者予想です。

イキロン
成駒の順列着手。金だけ生駒ですけど(笑)
作者予想:園川

あたまかな
見た目は裏短コンだから裏駒だろうが、自陣成駒が嫌いなんだってば!
手順は特になし。
作者予想は絶対優勝するマン氏

絶対優勝するマン
「裏」短コンらしいアイデアだけど全圭杏に必然性がない。作者予想はルモさん。

青木裕一
狙いは分かりますが、どことなくコレジャナイ感が……。
小駒が全部金の動きだからでしょうか?
七色なのでルモさんが作者と予想するけど、こういうひねり方をしなさそう。

まつきち
手順を書いて知る着想。着手順列を成駒で実現。金を裏返せればなお良かった(笑)。
これはルモさん?(虹色の連想…)
★ルモさんは手順に関して趣向を凝らすイメージはありませんね。

ルモ
と→龍の成駒の順列着手、成立させたのは凄い
作者予想:おかもと氏

太刀岡甫
初形が狙いだったら1点だが、当然そんなことはない。考えたこともない構想のため創作難度がわからず、黙って高評価を付けるしかない。発想の勝利といえる。
作者はおかもとさん。

奥鳥羽生
タイトル・配置から強い意思を感じる。解答入力の文字数がちょっとだけ多い。(笑)(おかもとさん)

三輪勝昭
裏順列着手ですね。金の着手は認めても良いけどタイトルの七は認められないな。
作者予想b=おかもと作。
(a=自信あり、b=もしかしたら当り、c=当てずっぽう、d=参考にする作品がない作家)

★9名中4名が的中。的中者が多いのは、こちらの作品があったからでしょうか。
■おかもと氏作 my cube 2016.11
 第φ回裏短コン「王≠玉」

ura4_07_Ura7mi_Hosoku1.png
49王、45玉、85飛、同角、44金、同銀、37桂、同香成、46歩まで9手。

★王と玉は字が違う、それを利用した九種順列着手! 「裏七味」もそうですが、着眼点が一味違います。
 解説や短評などはこちらで。



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  1. 2018/12/28(金) 21:00:00|
  2. 第ч回裏短コン
  3. | コメント:2
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コメント

七色(着手ですが)から私の予想が多かったですね
使用駒制限の趣向は好きですが手順の趣向はまだこれからの課題です
  1. URL |
  2. 2018/12/28(金) 23:00:33 |
  3. ルモ #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

> 七色(着手ですが)から私の予想が多かったですね
「七色=ルモさん」が定着しているのは少し羨ましいです。

> 使用駒制限の趣向は好きですが手順の趣向はまだこれからの課題です
ルモさんの最近の発表作は手順も洗練されていますよ。
  1. URL |
  2. 2018/12/29(土) 20:12:11 |
  3. ほっと #-
  4. [ 編集 ]

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