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詰将棋考察ノート

詰将棋に関する考察あれこれ。

第ϻ回裏短コン「何もかも新鮮だったあの頃には戻れない」

★気付けば今年もあと5日。


14位(ボーナスポイントなし順位:12位)
「何もかも新鮮だったあの頃には戻れない」
青木裕一
ura3_07_Anokoro.png
23香不成、16銀、44歩、32玉、21香成まで5手。
点数012345678910
人数01046567010

正解32 誤解0 無解0 評価無効2
得点2.442
人気投票 1位:- 2位:- 3位:-
ベストタイトル投票:4票(3位)

作者
打歩詰回避の利きの遮断と生……なのですが、詰キストは見た瞬間「ああ、あれね。」となり、あまり評価しなさそうな作。
創作初期なら、ためらわず投稿したかもしれない、こういうの。

★初めて見たときは誰もが驚くであろう、打歩詰を打開するための効き筋遮断。
 と言っても、持駒に歩があって5手詰とわかっている場面では当然の一手とも言えます。
★本作は、初手が2段移動で不成、5手目が2段移動で成となっているのが工夫でしょう。
★タイトルに共感を覚えた方も多かったようです。


柳原夕士
うまい。

hiro
3二への利きをなくすための、香の途中下車。

虹色のルモ
打歩回避のため限定移動×不成限定、綺麗な創作だと思います

有吉弘敏
タイトルに共感。

梶谷和宏
23に香が不成で進まないと、どう頑張っても打ち歩詰めになってしまいますね。でもまあ「あの頃に戻る」のもたまにはいいかも。

竹中健一
意味深なタイトルが良いですね。新鮮ですよ!

竹野龍騎
32を空ける。香は2マスずつ進む。巧みな造り。

林石
打歩打開の定番、不成。私にとっては今尚新鮮。(香車の)途中下車がいい味です。

松尾裕
確かに昔なら感動したかもしれない。

あたまかな
手順は良い、見た目は良い。

まさ
香車の一間跳びに工夫が感じられる。

占魚亭
打歩回避の途中停車が味わい深い。

kisy
ただの不成では満足できなくなってしまいました・・・。

不透明人間
香二段活用

おかもと
5手詰で持駒歩だと、3手目に歩を打てるようにすればいいので解きやすいかも。
15銀を27銀にして、2手目銀生限定で双方不成、という作り方もあったかも。

オオサキ
2手目が気になっちゃうけど、うまく作ってはある。
★2手目に工夫する余地はあったかもしれません。

三輪勝昭
いかに少ない駒で創るかの素材をわざわざ駒を置くのは感心しない。
★これ以上駒を減らすのは無理っぽいですが。

まつきち
香不成から遠開き、高級なことをやっているのですが、インパクト不足。

上谷直希
このタイトルが一番分かりやすくて共感できますね笑
作品内容も成生の対比になっていて良いんじゃないでしょうか。

園川
タイトルは様々な手筋に触れたマニアのことを指しているのだろうか…。

らうーる
タイトルに同じ。

tsumegaeru
タイトルに哀愁を感じる

近藤郷
題名の意味がわかりません。
★あれれ?

soga
あの頃の感動には戻れないかもしれませんが、でもやっぱりこういうのは好きです。
作者予想:オオサキさん

奥鳥羽生
命名からの作者予想。(ミーナ)

名無し名人
わざわざ角筋を止めて、しかも不成じゃないといけないなんて、初めて見た時は驚きますよね。作者予想=久保紀貴氏。

久保紀貴
そうなんですよね……。今や不感症、マグロです。
作者予想:奥鳥羽生

ミーナ
香が成れる位置なら、このままいろいろ平行移動できる。
スタンプみたい。83玉は余詰むけど。作者は不透明人間さん

鈴川優希
うむ、確かに第一感でした。意外にシンプルな図化ですね。kisyさん?
★作者予想はまたしても的中者なし。手順を考えると青木さんも有力候補のはずですが。

★作者は最近、フェアリーも精力的に発表しており、その中から1作紹介。
■Web Fairy Paradise第112号(2017/10)
 第96回WFPフェアリー作品展 96-9

ura3_07_Anokoro_Hosoku00.png
a) 普通詰将棋5手
b) 最善詰7手
【最善詰のルール】
攻方は指定手数以内で可能な限り早く詰むように王手を掛け、受方は可能な限り詰まないように応じる。
無駄合の概念は存在せず、受方はとにかく手数を引き延ばす応手をする。攻方最短・受方最長のみが正解となる。

★それほど難しくありませんが、出題形式が斬新。そして2つの手順の対比も美しい出来です。
★結果稿はこちらで。裏短コンについても言及されています。

★最後に、効き筋遮断の打歩打開に関連して1作紹介します。
■橋本 樹氏作 詰パラ1980.5
ura3_07_Anokoro_Hosoku01.png
99角、64玉、88飛、19龍、65歩、55玉、89飛まで7手。
★現代詰将棋短編名作選にも収録(第37番)。
 「遠打+効き筋遮断」、いわゆる「ブルータス手筋」。誰もが初めて目にしたときは衝撃を受けたことでしょう。
★重厚な変化や最終手まで緩みの無い構成。ブルータス手筋が新鮮ではなくなった今の目で見ても「良い」と思える、まさに名作です。




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  1. 2017/12/27(水) 00:01:00|
  2. 第ϻ回裏短コン
  3. | コメント:2
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コメント

壁駒

52香、54歩はいらないかと思ったら、ばらして余詰んじゃいますね。
42成桂にすれば、省ける気がしますが、成桂を置くくらいなら平行移動で2枚プラスの方が良いと思う人は多いでしょうね。
僕は最少駒数より、駒数を増やしても変化紛れの味を良くする方が良いと思っている作家ですが、本作は変化紛れの味は必要ないので、42成桂で52香・54歩を省いた図が他の配置を含めて最少駒数の図として美しいと思いました。
これと同じ事で、僕の作品は3枚の歩の壁駒が省けるようになっていますので、良いネタになるはずです(笑)。
(この件はメールしてます)

ところで、この作品タイトルの意味が分からない人が一人いるみたいですね。
ほっ(笑)。

最善詰は同じ図でかしこ詰と最善詰の作品になっているのですね。
しかも作意が対比されている。
2手目12玉は52龍で同手数駒余り。
最善詰だと、42歩、32歩の連続無駄合で長くなりアウト。
青木さんの発想力にはいつも感心します。

  1. URL |
  2. 2017/12/27(水) 17:54:17 |
  3. 三輪 勝昭 #-
  4. [ 編集 ]

Re: 壁駒

> 僕は最少駒数より、駒数を増やしても変化紛れの味を良くする方が良いと思っている作家ですが、本作は変化紛れの味は必要ないので、42成桂で52香・54歩を省いた図が他の配置を含めて最少駒数の図として美しいと思いました。
2枚減るとしても自陣成桂はちょっとねー。

> 最善詰は同じ図でかしこ詰と最善詰の作品になっているのですね。
> しかも作意が対比されている。
> 2手目12玉は52龍で同手数駒余り。
> 最善詰だと、42歩、32歩の連続無駄合で長くなりアウト。
> 青木さんの発想力にはいつも感心します。
これは面白かったです。
  1. URL |
  2. 2017/12/28(木) 00:05:14 |
  3. ほっと #-
  4. [ 編集 ]

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詰将棋作家を名乗るには発表作が少なすぎ。
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