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詰将棋考察ノート

詰将棋に関する考察あれこれ。

第34回詰将棋全国大会(2)

忙しくてほったらかしていたら9月も半ばを過ぎてしまった。
パラ9月号の全国大会報告を補足しつつ書きます。



さて7/15当日、11時頃に会場到着。アトラクションでは前方スクリーン上に詰将棋などが出るらしいので、前の方に陣取る。
近くのF原さん、K谷さんらと話をしながら開幕を待つ。
今回の運営は関東の若手が中心とのことで、いろいろと新しい試みがあった模様。その一つが大会参加者の事前予約で、バーコードをスキャンして読み取ることにより参加完了となるもの。当日の受付の手間はかなり軽減できたようだ。
しかし、事前予約のシステムの複雑さが理由だったか、参加者は例年よりも少なかった。この辺は今後の課題だろう。

[第一部]
■七條賞表彰
2017年は難解作も多くて解答者は大変だったと思います。改めてT中さんおめでとうございます。

■看寿賞表彰
今年の受賞者の参加はU谷氏のみ。連続受賞おめでとうございます。 
K保氏のポイントを押さえた解説もさすがでした。

■10回参加者、25回参加者表彰
10回参加だったのでメダルをいただきました。本格的なメダルでびっくり。

■アマレン杯握り詰紹介
今回の使用駒は「王飛飛金金桂桂歩歩歩歩歩歩」の13枚。角銀が無いので微妙に作りにくい。
候補作は13作。T刀岡氏の解説を聞きつつ手順鑑賞……って、後半になるにつれて合駒が出まくり。
ラスト3作はいずれも大学院手数。ちなみにこの3作に投票したところ、やはりと言うかこれらが1~3位入賞だった。

■門脇賞表彰
Sさんの会場到着が遅れていたため後回しになっていたが、ようやく登場。
予定外の出来事に対しても何事もなかったかのように対処してしまうあたりは手馴れたもの。

■休憩
休憩中に中編名作選・暁将棋部屋・その他小冊子を購入。
中編名作選、自分の解説担当の箇所では誤記などは無いはず。作品の魅力をしっかり伝えることができているかどうかはともかく、収録作は名作選の名にふさわしい作ばかりです。
解答選手権2018を注文し忘れた…と思ったら後日一冊送られてきた。名古屋会場関係者だったからか?
昨年の裏短コンについても触れられていてちょっとびっくり。ちなみに第μ回裏短コンは誤りで、正しくは第ϻ回裏短コンです。

[第二部]
■ミニ解答競争
1題30秒ずつで30題という過酷な形式。しかし4年前の川崎開催時の使い回しがやたらと多い。27問目とかこれの元ネタを左右反転させただけじゃねーか。
28問目は反転すらしていない。これも有名な逃れ筋が使われていたので憶えてた。
4年も前の出題作をなぜ憶えているかというと、1年前の名古屋開催の解答競争出題作を作ろうとしたときに過去ネタを研究していたため。
かなり有利な立場だったにもかかわらず、地味な手順の作を忘れていたり1手詰を間違えたりする凡ミスが響いて微妙な点数に。
すべての問題を恐らく初見の状態で46点獲得するM七段はちょっとおかしいです。
なおパラ報告では何故か六段になっている。人の名前と肩書(棋士であれば段位またはタイトル称号)は3万回確認するべし。

■平成詰パラクイズ
平成元年~平成30年まで毎年1問ずつの四択クイズが出題される、というもの。来年は新元号になっているため、平成最後の全国大会にふさわしい内容。
30年間の詰パラバックナンバーの内容をすべて頭に入れておけば満点が取れるということになるが、そんな対策をしているはずもなく、記憶を頼りに選ぶ。
18問正解ならまあまあか?

■対戦詰将棋
1回戦第1局、Y岡氏(先手)vsM角氏。割とおとなしめの詰将棋。順当に詰まして先手Y岡氏の勝ち。

1回戦第2局、Y田氏(先手)vsほっと。ジャンケンで勝ち、多分この辺で不詰が出ると予想して後手を選択。そして予想どおりに見たことのある不詰作が登場。で、どうやったら逃れるんだっけ? 金を1枚だけ移動合してから躱すんだったかな? 結局その手順には入らず、比較的簡単に逃れる筋に入ったため、逃げ切って勝ち。

1回戦第3局、K八段(先手)vsT中氏。見るからに手強そうな作だったが、しっかり詰まして先手K八段の勝ち。

1回戦第4局、M七段(先手)vsT井氏。この対戦作品がなかなか面白かった。
持駒「飛香」で、先に香を打つと打歩詰になるので先に飛を打つ……と見せかけて、正解は普通に香を打つ、というもの。マニア向けの罠が用意されていたが、これをしっかり見破ったM七段が勝ち。

準決勝第1局、ほっと(先手)vsY岡氏。難しそうな作だったが、比較的簡単に詰む変化に入って勝ち。

準決勝第2局、M七段(先手)vsK八段! 3手目の妙手を見切ったM七段が勝ち。最善の応手を続けたK八段もさすが。

決勝、vsM七段。これまでの戦績から先手を引きたかったが、ジャンケンで負けて先手を取られた時点でほぼ負け確定か。2手目の合駒が読み切れずに簡単に詰む変化に入ってしまい、あっさり詰まされて負け。最善は22銀合ですか。
来年以降のためにジャンケンを鍛えておきます。

■一人一言
東京・神奈川・埼玉からの参加者が多く、全員の名前を読み上げるのもなかなか大変。
発言は各都道府県の代表者一人ずつなので、喋りたいのに発言させてもらえない人も喋りたくないのに発言せざるを得ない人も。
この形式に不満を持っている人がいることも知っていますが、そうは言っても他の案はあまり浮かばない訳で。
そうこうしているうちに、いい感じの時間になって終了。進行はほぼ完璧だった。

[懇親会・二次会]
重大発表はあまり隠すことでもないが、パラ誌上で発表があるまで伏せておくことにする。
懇親会やその後の二次会ではいろいろな方と話をさせていただいた。肝心な内容はあまり憶えていないものの、詰将棋に対する熱い情熱にこちらもいろいろと刺激を受けたので、一過性にならないようにしたいものだ。
……ということを今頃書いているようでは駄目なのだが。
それから名刺もたくさんいただいた。名刺に30手オーバーの作を載せても解いてもらえないと思うが、右上隅の短手数の作では作者らしさが見えにくかったりするし、これはこれで。
来年は自分も名刺を作らなくては。名刺向きの作が無いという悩みもあるが、まあ来年もよろしくお願いします。



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  1. 2018/09/17(月) 22:00:00|
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