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詰将棋考察ノート

詰将棋に関する考察あれこれ。

詰パラ2019年12月号感想

思えば過去2年の年末年始は裏短コンの解説記事をほぼ毎日アップするという、無茶なことをやっていた。
詰パラ12月号の感想を。


■表紙
表紙作品として初形・手順・難易度ともほぼ理想的な出来。
来年は毎月このくらいのレベルだといいなあ。

■短コン
ひっそりと入選。参加することに意義がある。
相変わらず合駒を動かす作が多い。それらを含め、心を揺さぶられる作も数作。

■同人室
作者当ては意外と難しそう。

■やさしい大学院
やさ院1、やさ院2はどちらも軽趣向。
やさ院3は、初形曲詰『レイワ』。
詰将棋劇場
カタカナ3文字以上の初形曲詰(もちろん全ての配置駒が必要駒である、という条件付き)はほとんど作例が無く、なかなかインパクトがある。

■創棋会作品展
配置はかなり無理しているが、どれもなかなか。

■kisy一族オフ会作品展
面子が濃いです。

■透明駒10周年記念創作コンクール作品展
検討者によると、⑩は飛び抜けて難しい、とのこと。ノーヒントで解ける人がいるのだろうか。

■ちえのわ雑文集
図3は不成と成で全然別の詰め方になっているので、どちらを作意に設定していたとしても余詰扱いになりそう。

■名局ライブラリー
三島桂太は新人ではなく某有名作家のペンネーム。本名は現代詰将棋短編名作選などで確認できる。
ところでいつまで在庫切れなのだろうか。

■第30回社団戦参加記~最終日編~
改めて、昇級おめでとうございます。どんどん気軽に参加できないレベルになっているような。

■結果稿
【中学校】【高校】
平均点も高めで充実の選題。高⑭の余詰は残念。

【大学院】
院6「ガイア」は改めて見直すと相当凄いことをしている。高得点も納得。

【アマ連杯握り詰】
19手までという手数制限ありでもこれだけのことができる。来年はどうなるか楽しみ。

■ほっとのイチ押し!
<コンセプト>詰パラのその月の出題作の中で「これは是非解くべき」と感じた作を1作選ぶというもの。
解答競争の関係もあり、原則として詰棋校の出題作は対象としない。また、放っておいても高評価になるであろう作や、難解過ぎる作も対象としない。
今月はこの作。
◇創棋会作品展③ 大崎壮太郎氏作
虚々実々の攻防が楽しめる。

年内の更新はこれが最後。皆さま良いお年を。


  1. 2019/12/30(月) 00:01:00|
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詰将棋作家/詰パラ大学院担当/看寿賞選考委員。

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