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詰将棋考察ノート

詰将棋に関する考察あれこれ。

詰パラ2020年2月号感想

記事のアップがギリギリになったのは新型コロナウイルスの影響……ではなく、まあいつものこと。


詰パラ2020年2月号感想です。

■表紙
変化がややこしくて苦労した。

■詰将棋学校
【小学校】
田川氏が新担当に!

【中学校】
中10、37歩や47歩は必要なのかな?

【短期大学】
東京都or横浜市在住作家特集? 短9は二人とも違うけど住所が出ていないのでセーフという謎理論。
あ、原田さん初入選おめでとうございます。

【大学院】
どちらも収束がやや難解、というのは確かに正しいのだが、実は序や中盤もそれなりに難解だったりする。

■ちえのわ雑文集
「高木手筋を振り返る」。作例は増えているが定義がはっきりしないまま使われている。
良くも悪くも詰将棋界らしいというべきか。

■詰将棋の眺め方
合駒を2手後に動かす手法はいくつかあるが、ラインに沿って動かすのは「Pelle」と呼ばれるパターン。
効率的な配置を追求すると、超短編では配置が似通ってしまうのはよくあること。
用語については、せっかくなのでこちらを。
第5回裏短コン #4 「移り気eyes」

■将棋パズル雑談
今月もなかなか面白い。㊾は見た目ほど難しくはないので是非挑戦を。

■第17回詰将棋解答選手権のお知らせ
解答選手権についてはいろいろと情報が流れてきているが、公式発表を待つとしよう。

■結果稿
期末なだけあって、どこも充実の内容。
大崎、有吉、山路の各氏はどの作もレベルが高く、安心して選題できる作家。
そう思って深く考えずに選題すると変長を見落としていたりするけど。

【大学院】
・七種合還元玉煙の前例として新ヶ江氏の「彩雲」を入れるかどうか迷ったが、最終2手目の逃げ場所が限定されていないので外した。
・田島氏作、718手目の74歩合については、選題で言及したこともあり大きな混乱は無かった模様。
 なお77ページ途中図5の46成桂は太字ではなく普通の書体が正しい。

【山路氏結婚祝賀詰】
みんなガチで作りすぎ(笑)。過去最高のレベルの祝賀詰。

【中出氏入選500回記念作品展】
「ベテランらしい枯れた作風」などという評とは無縁の作品群や創作姿勢はうらやましい。
正直、造りが粗いと感じることも少なくないが。

■ほっとのイチ押し!
<コンセプト>詰パラのその月の出題作の中で「これは是非解くべき」と感じた作を1作選ぶというもの。
解答競争の関係もあり、原則として詰棋校の出題作は対象としない。また、放っておいても高評価になるであろう作や、難解過ぎる作も対象としない。
今月はこの作。
◇たま研作品展① 青木裕一氏作
前回の作品展で選んでほしかった。

  1. 2020/02/29(土) 21:00:00|
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詰将棋作家/詰パラ大学院担当/看寿賞選考委員。

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