1年前の記事を見直していて、令和になってから1年が経ったことに気付く。
そして今年も某原稿に苦戦中。
詰パラ2020年5月号の感想。
■表紙難易度・解後感とも表紙として理想的な出来。
■詰将棋学校期末だが、それほど期末っぽくなさそうな作もあるので、これは解かねば(解けるとは言ってない)。
【大学院】
「最上級の難度」などと書いているが、さて実態は。
ちなみに現時点でのメール解答は1年前の同時期よりも多く届いている。
■新緑の9~13手詰作意はいつもの野村流。しかし変化が意外と難しい作もあり、なかなか楽しめる。
■ちえのわ雑文集この世界に足を踏み入れるきっかけがスマホ詰パラとSNS、というのが今時の新進作家。
■詰将棋の眺め方河辺昭光と聞いてもピンと来なかったが、テーマをテクニカルに表現した作が多く、また読み物としても楽しめる。
■将棋パズル雑談49は「実戦初形から指し始めて2020手」という表現が書いてないとわかりにくいかも。
今月は50と52が結構難解。でも面白いので是非挑戦を。
■結果稿【短大】
どれも好作! レベルが高くて羨ましい。
【大学院】
結果稿で書きそびれた作例を紹介。
◇院3
打歩詰を避けるために飛を捨てる、という趣向は、次の作がある。
・相馬慎一 93手 ブログ『くぼの詰将棋』 2014/09/06
結果稿 縦型としては、↑の結果稿でも紹介されている、次の作もある。
・近藤真一 「テレポーテーション」 詰パラ 1983.05
しかしどちらも大崎作とは飛の合駒が行われるタイミングが違い、部分的に似てはいるものの別モノだろう。
◇院4
飛角のバッテリーが互いに役割を変え、それに捨合が絡む趣向作、と言えばこちら。
・井上徹也 「特異点」 詰パラ2011.11
2011年度看寿賞。
平成23年度看寿賞受賞作 雰囲気が少し似ているかと思いきや、比べてみるまでもなく全然似ていなかった。
【詰とうほく作品展】
50年ぶりの入選、は凄い。
5作とも考えどころがそれなりにあるようだが、個別の誤無解者が書いてない?
【たま研作品展】
さすがにレベルが高い……が、「たま研には手順課題を期待したい」には同感。
【詰備会作品展】
②・④・同人室の④はそれぞれ別作品なのだけれども。
それにしても、不定期出題コーナーが同月に重なると解答者は大変。
■ほっとのイチ押し!<コンセプト>詰パラのその月の出題作の中で「これは是非解くべき」と感じた作を1作選ぶというもの。
解答競争の関係もあり、原則として詰棋校の出題作は対象としない。また、放っておいても高評価になるであろう作や、難解過ぎる作も対象としない。
今月はこの作。
◇D級順位戦① なるほど、こういう作り方もあるのね。作者は〇〇氏で間違いなさそう。
〆
- 2020/05/29(金) 22:00:00|
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